慰霊祭とシトレの思惑
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に原因を挙げる。
「なるほど、君たち二人の識見はよくわかった。ありがとう、もう退出してくれて構わんよ」
シトレは何度も満足そうに頷いた後、二人に退出していいことを伝えたのだった。
ヤンとクロパチェクは並んで廊下を歩いていく。
「本部長閣下は我々を高く評価しているようだな」
ヤンに話しかけるクロパチェク。
「評価、ねぇ…。私としては本部長の権力闘争の出しに使われてる気がしないでもないけどなぁ」
「だが、本音はどうであれ命令は命令だ。少なくとも俺たちが公僕である以上は命令には従わなければいかん」
「それは分かっているさ」
「それにしても、イゼルローン要塞攻略とはな……」
「まったくだね」
「で、どうする? お前のことだ。何かしらの攻略法はあるんだろう?」
「まあね」
「で、どんな手を使うつもりなんだ?」
「……」
「おい、どうするつもりだ?」
「それについてはまだ秘密さ。ま、こういったことはもったいぶった方がありがたみが出るからね」
そう言うとヤンは笑ってごまかしたのだった。
「そうか、ならイゼルローン要塞の方はお前に任せる。駐留艦隊はウチの艦隊が引き受けることにするさ」
「了解だ」
かくして役者たちは舞台に上がり、幕は上がる…。
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