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レーヴァティン
第二百五十二話 統一を経てその十五

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「見捨てる」
「期待しないと言うでござるな」
「こんな奴が真っ当出来る世界は一つだけだ」
「学校の教師の世界だけでござる」
「いい鉄は釘にならんぜよ」
 当季も今は険しい目で語った。
「そしてぜよ」
「いい者は学校の教師にならない」
「そしてジャーナリストにもぜよ」
「この二つの職業になる奴はヤクザ者と変わらない」
「屑がなるものぜよ」
「流石に誰もがではないが」
 それでもというのだ。
「そうした奴が異常に多い」
「その通りぜよ」
「だからだ」
 その為にというのだ。
「こうした奴もだ」
「真っ当するぜよ」
「生徒をものと扱いな」
 心ある者はそもそもものも大事にするがだ。
「平気で切り捨てる」
「そうするぜよ」
「こんな奴のところにいてもだ」
 顧問を務める部活にいてもというのだ。
「それでもだ」
「得るもんはないぜよ」
「全くな」 
 それこそというのだ。
「何もない、ただ虐待されてだ」
「傷付くだけぜよ」
「戦後日本ではヤクザ者は悪事をすれば捕まるが」
 そもそもヤクザ者ということから常に警戒される、そして悪事をすれば即座に通報されるか即座に警察が来るかとなるのだ。
「しかしだ」
「学校の教師は違うぜよ」
「仮にも表の仕事でだ」
 そうであってというのだ。
「中々その実態が知られなかった」
「最近はよく知られる様になったぜよ」
「学校の教師の実態がな」
「そうなったぜよ」
「しかし長い間違った」
「聖職者と言われていたぜよ」
 学校の教師という職業はだ。
「そうだったぜよ」
「そうであったからな」
「長い間尊敬されていたぜよ」
「そうした職業だった」
「しかしその実態は」
「悪事が隠蔽されやすい」
 学校という閉鎖的な世界の中にいるからだ、閉鎖的な空間では組織がありその組織が悪事を隠蔽しようとすれば容易に出来るのだ。
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