2話
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チャポン
グレイス「はぁぁー…疲れたぁ…初めての社交会、初めての舞踏会は散々だったなぁ…」
私は屋敷に着いてから30分位待ったけれどお風呂に入ることができた…
待ってる間にメイド達に「酔い覚ましです!」とか言われて紅茶を多く飲まされた。
いくら酔い覚ましだからって3杯は飲ましすぎよねぇ…
お腹が少しチャプチャプ言ってるわ…
メイ「お嬢様。お加減の方は如何でしょうか?」
グレイス「問題ないわ。でも少しお腹が苦しいのだけれど?」
メイ「少しフラつくほどお酒を呑まれたお嬢様が悪いのではないでしょうか。酔ったままの入浴は危険ですから」
グレイス「分かってるわよ…」
全く…メイは相変わらずね…
冷たい言い方だけれど私のことを第一に想ってくれる
…もう少し言い方が柔らかければ言う事がないわね
メイ「お嬢様。そろそろ上がられた方がよろしいかと。お酒を飲んだ後に長く入られますとお身体に触りますから…」
グレイス「ええ。そうするわ。」
そう言って私はお風呂を出た
…具体的なお風呂の描写が欲しい?ご想像にお任せするわ
ヒントをあげるなら湯浴み姿ではあるわね
グレイス「メイ。後で私の部屋にワインを持って来てくれる?もう少しだけ呑みたい気分なの」
メイ「もう充分呑まれてるとは思いますが…」
グレイス「お願い!ちょっとだけで良いの」
メイ「はぁぁ…ちょっとだけですよ?後で部屋にお持ちしますから飲み過ぎない様にして下さいよ」
やっぱりメイはちょr…優しいわね
まあ舞踏会であった事を話したしそれも関係してるのかもしれないかもね
グレイス「グラスは2つ持ってきてちょうだいね?」
メイ「2つですか?お嬢様お一人ならば一つでよろしいのでは?」
グレイス「ええそうよ。2つよ。1つは私の分。もう一つは貴方の分よ」
メイ「私まだお仕事が残っておりますが…」
グレイス「良いの良いの!お嬢様である私の命令よ!…貴方に聞いて欲しい事もあるし…お願い…」
そう言って私はメイに甘えた目でおねだりをしてみた
メイ「…分かりました。でもメイド長の方にお嬢様からちゃんと言って下さいね!じゃないと私が凄く怒られますので!」
グレイス「分かってるわよ…」
正直に言って行きたくはない
フェアバンクス家のメイド長は元侯爵家の三女で私の教育係も兼任してた人だ
私が転生してからはマナーが悪くなってると酷く絞られたのよねぇ…
グレイス「それじゃあお願いね?待ってるから」
メイ「直ぐお持ちしますのでお待ちください」
そう言って私は部屋に向かった
部屋に入って私は窓際にある椅子に座り外の風景を眺めた
外は暗く月明かりが海を照らしキラキ
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