1話
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のだからちょっと飲み過ぎただけよ。其れよりも早く屋敷に向かって馬車を出しなさいよ」
グレイスは火照って赤くなった頬をさらに赤くしながらジャックに言った
ジャック「かしこまりました。お嬢様」
ジャックは少し笑いながらそう言って馬車を出した
馬車を走らせフェアバンクス領まで残りわずかとなった時にグレイスが呟いた
グレイス「私がこの世界に来た意味は何かしら?物語の勇者や賢者みたいに特別な能力がある訳でも他の人より優れた何かがある訳でもない。それなのになぜ私が転生したのかしら?」
ジャック「お嬢様。何か仰いましたか?」
グレイス「何でもないわ」
そしてフェアバンクス領のお屋敷へと辿りついた
お屋敷は海と街が一望出来る高台に建てられておりそこからの眺めは、帝国一とも言われるほど美しい
メイド「お帰りなさいませお嬢様」
馬車から降りると急いで出てきたのか少し疲れた表情をしたメイド達が出迎えた
グレイス「ただいま」
そう返事をしながら屋敷の中へ入り自分の部屋に向かった
メイ「申し訳ありませんが、予定よりもお早いお帰りですのでお風呂の準備がまだでして…少しお待ち頂きますが宜しいでしょうか?」
部屋に入りベッドに腰掛けると、普段私を世話してくれるメイドのメイがそう言って来た
…名前が安直過ぎるって?私もそう思ったわ
グレイス「私が早く帰って来てしまった所為でもあるし、待つわ」
メイ「申し訳ありません。直ぐにご用意致します。」
そう言ってメイは部屋を後にした
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