第百二十二話 闇、近付くのことその六
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のものではないわ」
「俺達もだ。ではこれからな」
「ええ。私達の望む世界にする為に」
「勝つとしよう」
「私は幸せね」
こんなこともだ。司馬尉はその闇の笑みで言った。
「妹達だけでなく多くの同志達がいるから」
「それで幸せだというのか」
「ええ、そうよ」
まさにそうだというのだ。
「お蔭で私の夢が実現するわ。間も無くね」
「仲間意識はあるんだな」
「ない筈がないわ」
それはだというのだ。
「私とて心はあるのだから」
「心か」
「ええ、あるわ」
こう話すのである。
「れっきとしてね。ただその心はね」
「人間のものではないな」
「貴方達と同じものよ」
それが司馬尉の心だというのだ。
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