暁 〜小説投稿サイト〜
恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百二十二話 闇、近付くのことその六
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
のものではないわ」
「俺達もだ。ではこれからな」
「ええ。私達の望む世界にする為に」
「勝つとしよう」
「私は幸せね」
 こんなこともだ。司馬尉はその闇の笑みで言った。
「妹達だけでなく多くの同志達がいるから」
「それで幸せだというのか」
「ええ、そうよ」
 まさにそうだというのだ。
「お蔭で私の夢が実現するわ。間も無くね」
「仲間意識はあるんだな」
「ない筈がないわ」
 それはだというのだ。
「私とて心はあるのだから」
「心か」
「ええ、あるわ」
 こう話すのである。
「れっきとしてね。ただその心はね」
「人間のものではないな」
「貴方達と同じものよ」
 それが司馬尉の心だというのだ。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ