79 活躍
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花輪は笹山、城ヶ崎と共にいた。
「僕はsoccerの国、ブラジルもvolleyballで日本のrival、ソ連も行ったことあるけど、どちらも素晴らしい国だったよ。特にブラジルでは本場のsoccerの試合を見たこともあるのさ」
「へえ〜、私も行ってみたいわねっ!」
「花輪クンは本当に本場のスポーツの事も知っているなんて凄いわ」
その時、みぎわが鼻息を荒げてドスドスと足音を立てて三人の前に近づいた。
「ちょっと、私の花輪クンと仲良くしてんじゃないわよ!フンッ!」
「お、落ち着きたまえ、みぎわクン、城ヶ崎クンとは共に戦った仲じゃないか・・・」
花輪はみぎわを抑えようとした。
「まあ〜、花輪クンったらあ〜」
みぎわが顔を花輪に近づけた。そして、城ヶ崎と笹山を追い払った。
「アナタ達はあっち行きなさい!!花輪くう〜ん、やっと私と二人きりになれたわね〜、私と一緒に楽しみましょ〜」
「み、みぎわクン・・・」
みぎわの高圧的な態度により、城ヶ崎と笹山はその場を離れざるを得なかった。
「何よ、もうっ!ヒドいわねっ!」
「うん・・・」
その時、笹山は藤木が長山や本郷らと共にいるのが見えた。
「藤木君!」
藤木は名前を呼ばれて振り向いた。
「笹山さん・・・」
「藤木君もよく頑張ったわね」
「いやあ、笹山さんも凄い活躍してたよ・・・」
藤木は笹山に照れた。
「あ、君は1組の本郷君。1組って本当強いわね。女子は優勝したし、私達もバレーで1組に負けちゃったわ」
「ははは、ウチのクラスはスポーツ得意な人が多いからね・・・」
「それにしても本郷君は学級委員でサッカー部の練習も大変だし、辛いんじゃないの?」
「いいや、サッカーは好きだし、学級委員としても皆から頼りにされてるから学校生活は楽しんでる方だよ!」
「うわあ、凄いわね!」
藤木は本郷と談笑する笹山を見て自分から離れていってしまうような気がしていた。
(もし笹山さんが本郷君の事好きになってしまったらどうしよう・・・?もし僕がリリィと笹山さんどっちか決める前にそうなったら、僕はリリィを選ぼうかな・・・。でもリリィは花輪クンが好きだし、もしかしたら・・・)
藤木は最悪の結果を予想してしまった。その時、どこからか永沢が現れた。
「藤木君、君もしかして笹山が本郷君と楽しく話していて残念に思っているんだろ?」
「な、永沢君!?いや、そんな事ないさ!!」
藤木は誤魔化して、テーブルに置いてある料理に手をつけた。その時、山田が騒ぎながらやってきた。
「うわあ〜い、パーティーだ、パーティーだじょ〜!!」
山田が藤木とぶつかった。藤木が皿に載せて食べていた料理が床に散らばってしまった。
「あ、ごめんよ〜!」
山田が謝った。ケン太や長山、本郷や笹山らが藤木
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