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ソードアート・オンライン〜豪運を持つ男〜
どうしてこうなった
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仕事もまだあるし、何より怖くて・・・・」
それを聞き、改めてその相手側を見る。
肩は震えており、ホントに怖がっているのが目に見えてわかる。


俺は頭をガリガリと掻き、あーもう!?と心の中で愚痴を零した。
流石に女性相手に見て見抜ふりを決め込むほど人間腐ってないし、いい加減面倒事は勘弁願いたい。

そう思い、その少女に向かって
「わかったから、もう仕事に戻るんだよ。」とだけ返し、相手側を見る。
さて、これからどうしたもんかね・・・・。

そう考えていると、今度は強面のおっさんが話しだした。
「おいガキ。死にてぇのか!?」
どうやらご怒りのようだ。こういう輩には、何を言っても聞かないから厄介だ。

俺はそう思いながらちゃんと少女が逃げたか確認する。どうやらちゃんと逃げたようだ。

俺はそれを確認しながら、取り敢えず構える。
「ああっ!?この餓鬼やろうってのか?!」


相手は何か言ってるが、俺は迷わず相手の懐にもぐり込み水月に膝蹴りを叩き込む。
「ぐわっ!?」といかにも三下っぽい台詞を吐きながら、おっさんは崩れ落ちた。



まあこんだけの人数だったら俺一人でもなんとかなるか・・・・
そう思いながら、狭い通路の中でなるべく店の物に傷付けないようにおっさん達を倒していく。







どれくらいたっただろうか。
気付いたら、すごい数のおっさん(ヤクザ)がこっちに向かってきているのが見えた。
流石にあの数は無理だわと思いながら、俺はゲーセンを脱出し逃走を計る事にした。


―――そして冒頭まで遡る訳なんだが・・・・

「そこ止まれや!!」「ちょこまかすんなや!!」
あいつらしつこすぎだろ!?もうかれこれい1時間は逃げてるぞ?俺。
そう思いながら、後ろを見る。

「・・・・・!「・・・・・!!」
なんかまだごちゃごちゃいっている。


もうめんどくさいから死ぬ気で走る!!
そう思いながら俺は、親に習った特殊な走法でやくざ達をぶっちぎる。



そんなかんだで、家に着くと俺は玄関にぶっ倒れた。


マジきちぃ〜と思いながら、取り敢えず息を整える。
さっきまで肩で息をしていたぐらい走ったのでむっちゃ疲れた。


ピンポーン


そう思いながら俺はまた倒れこもうとした瞬間、ドアからインターホンがなる。
一瞬さっきのやくざからかと思ったが、すぐに違うだろうと理解した。
俺は「はーい!今あけまーす!」と言い、ドアを開ける。


「宅急便です!失礼ですがサインお願いします」

はいはいと言いつつサインし、そのまま荷物を持ったまま玄関からリビングに向かう。




「つうか何だこれ?」

俺は思わずそう呟く。
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