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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十一話
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まず間違いなく肩は砕けているだろう。

例えあの鎧が龍の鱗だろうとこの世界に形としてあるかぎり、物性からは逃れられない。

残った左腕で彼女がアームドアーマーDEをつかんだ。

アームドアーマーDEを引き戻し、彼女を解放。

ソードビットと先の潰れたアームドアーマーDEが彼女の周囲を包囲する。

『さて、今引くというのなら追撃はしない』

と通告すると。

「くたばれ…汚らしいジャッポスが」

肩を抑え、憎々しそうに呟き、彼女が撤退した。

お仲間と思われるISの方へ戻っていく。

まぁ一応後続の2機に対しても威嚇射撃をしておこう。

アームドアーマーDEの先端を再生で修復する。

修復したハイメガと両手のビームマグナムをぶっ放す。

数発撃つと、彼女らは踵を返して撤退。

さらに後続の採掘班らしき車両群も反転した。

『一件落着だな』

胸に大穴空いてっけど。

ISカンヘルを量子化する。

基本的に背の高いISなので解除すると空中だ。

両手をついて地面に着地すると、びちゃりと血が散った。

そのまま前に倒れる寸前。

奏が支えてくれた。

「油断したな」

『ああ、考えが甘かった』

奏が量子格納庫からストレッチャーを出して寝かせてくれた。

(ますたー大丈夫?」

と橙も実体化してストレッチャーの隣にしゃがみ込む。

巫女服の美女と美少女に看病されて幸せ者だな俺。

『おまえこそ大丈夫か橙』

橙は俺の全身を巡るコアに憑依している。

さっきのレーザーで無傷ではなかろう。

「わたしは大丈夫。もともと幽霊で曖昧な存在だから。
でも肉体に寄るところの大きいますたーはちがう」

なるほどね。

物理的な肉体とそれに付随する情報の破壊が奴の攻撃の本質か。

コアを破壊されてもそれは本来の肉体でないために橙の霊体は無傷。

魔法と逆のプロセスだが原理は同じだな。

そう思っていると、上空でデフォールドの光が見えた。

2つだ。

トレイターとF4EJ改。

束さんと箒だ。

「迎えだ。日本に帰ろう」


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