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日曜日、バイトを終えて家に戻ってきたとき、ようやく、あの人からの電話が鳴った。昨日もずーと待っていたんだけど
「すぐり 気に掛けてしまって、すまなかった。ほったらかししているようで」
「ううん だけどー いろいろと考えてしまって・・」
「学校が始まってしまっただろー すぐりも就職のことがあるだろうし・・あんな関係を続けているとって思ってしまったんだ」
「私 今の会社のまんまじゃぁ駄目ですか? 穣一郎さんの側に居たい」
「うーん 構わないだけど もっと 大きい会社のほうが良いんじゃぁ無いか―」
「良いんです 側で働きたい それとも、私なんかじゃー 邪魔なんですか?」
「そんなことはない すぐりを離したくない だけどな、すぐりは、まだ高校生なんなーぁって 変なウワサになったりするとダメだろー 何かな 自分でも、すごく悪いことしているんじぁないかなって 思うこともあるんだよ おかしいだろー? さんざん、無理やりなことしといてな」
「ううん 私 いいんです 私からやっていたことですから」
「すぐり 冬休みまで まじめな高校生活を送ってくれ 又 休みになったら、楽しませくれ」
「本当ですかー あのー めいりさんと・・」
「バカ なんでも無いよ 僕を信じなさい すぐり以外とはしないよ」
「ほんとー 私 遊ばれただけじゃぁないんですね 信じてていいんですかー」
「あぁー 又、君のきれいな身体見せてくれ 楽しみにしている その間に、身体をたるますなよー」
「だけど いつも めいりさんはベタベタしちゃってー」
「うーん あの子も頑張って仕事してくれているから あんまり、冷たくできないからな」
「でも私には いつも 不愛想で冷たい」
「しかしな 女の人の目って鋭いぞ すぐりと変に接触すると、すぐに疑われる そうすると、陰湿ないじめが始まるよ そんなのに耐えられないだろー」
「うん そんなのー 嫌だ―」
「だったら 前のように おとなしく過ごそうよ しばらくの我慢だ 僕だって、すぐりの身体見れなくても我慢する まだ、最後までしてないから、お互い、なんとか我慢できるけどな」
「ねぇ 最後までって・・してたら、我慢できなくなるの?」
「うん まぁな 他人にもよると思うけど 歯止めきかなくなるからなー」
「そう だから 私を・・ しなかったんだー」
「あぁ 苦しめるわけにいかないからな」
「ねぇ そうなるのって 淫乱?」
「そーじゃぁないけど 普通の男の女の話だよ」
「ふーん そんなもんなんだー」
「だから 我慢して その時まで、おとなしくしてろ」
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