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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
訓練訓練、また訓練
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んと箒さんが一夏さんと同じくデータを見ていました。

「次の武装ですが、これが曲者です。セシリアさんの『ブルーティアーズ』と同じく第三世代型兵器『龍咆(りゅうほう)』。情報によると空間自体に圧力をかけ砲身を作り、空気を圧縮して固め衝撃を砲弾として打撃ち出す衝撃砲、ということです。やはり文章ではこの程度の理解が限界ですが……」

「んー、もっと分かりやすく言うと?」

 私の説明に一夏さんは首を傾げています。少し難しく言いすぎましたか?

「そうですね……ドラ○もんって知っていますよね?」

「ああ。もちろん」

「あれの空気砲と原理は同じです。ただ圧縮した衝撃を飛ばすか空気を飛ばすかの違いですね」

「なるほど、あれ? ってことはつまりそれって……」

 気づいたようですね。この武装の最大の特徴が……

「はい、恐らく……というかほぼ100%の確率で相手の弾丸は見えません」

「ああ、結局私たちもそこに辿り着いた」

「いくらバリア無効化とはいえ、衝撃の塊では切り裂くことも回避することも困難ですわね」

「おいおい……それじゃ打つ手なしか!?」

 私たちの深刻そうな声に一夏さんが声を上げます。いやー……

「一夏さんじゃなければ色々手はあるんですけれども……」

「そうだな。一夏じゃなければ……」

「ですわね。一夏さんじゃなければ……」

「おい……」

 正確に言うと一夏さんの『白式』では、なんですけどね。近接武装しかないので突っ込むしか戦略がないわけですし……

「しかし今から射撃のノウハウを教えても今日だけでは身につきませんし……」

「うむ」

「ですわね」

「だああああ! どうすんだよ! 結局突っ込むしかないのか!?」

「分かってるじゃないですか」

「は?」

「一夏さんには近接戦闘しかない。ということは接近しなければ戦えない」

「あ、ああ」

「なら私がセシリアさんにやったのと同じように、射撃兵器を使わせる隙を与えなければいいんです。ですから今日は……」

 そう言って私は腰部の『マリージュラ』を引き抜いて一夏さんに突きつけます。

「射撃武器を切り抜けてからの接近戦を主にやります」

「ちなみにこれは3人の総意でしてよ?」

「ああ、今日は覚悟しろ一夏」

 そう言ったときにはもうセシリアさんも箒さんもISを身に着けている。
 ちなみにセシリアさんは左手に『スターライトmkV』右手にショートブレード『インターセプター』を展開しています。箒さんは訓練用の『打鉄』なので近接ブレードしかインストールしてないのは仕方ないですね。

「さ、時間がもったいないので一夏さんも」

「あ、ああ……」

 そう
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