第一章
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I know 孤独のせい
寂しい、それはどうしてかわかっている。
私は今一人だからだ、自分の部屋で一人だけでワインを飲んでいる。おつまみはチーズや干したフルーツだ。
そうしたものを口にしながら飲んでいる、そのうえで思った。
「遅いわね」
彼が来るのがだ、一緒に住んでいる彼が。
細菌忙しくて残業続きだ、ブラック企業という訳ではないけれど忙しいと流石に残業となる。彼が言うには残業手当は出るので後が楽しみということだ。
けれど今は自分の仕事は特に忙しくない私は寂しい、部屋に帰っても一人で軽く運動をしてシャワーを浴びて夕食を食べてもだ。
まだ時間がある、それでゲームも読書も今はこれといってしたかったり読みたいものもなくてだ。
一人で飲んでいた、安いワインを飲んでテレビを観て時間を潰す。けれど何日もそうして過ごすと飽きてくる。
テレビはいつも通り面白くない、明日にでも新しいゲームや本を買おうかと思ったりしたが今日は暇だ。私はスマートフォンのゲームや電子書籍は課金が気になったりついつい気軽に買い過ぎて読まないままになりそうなのでしていない、この辺りは古いと自分でも思う。
それで今日は一人寂しく飲んでいる、こんな日も三日目か。彼はこの三日いつも十二自前でその頃には私は寝る時間だ。彼の顔を見て寝ている。
こんな日があと何日続くのか、彼は最近休日出勤なので休日もこんな感じだ。だから私は余計に寂しかった。お酒ばかり飲んで退屈を紛らわせている。
この日もそうで彼の顔を見てからお休みなさいだった、次の日仕事の帰りにゲームと本でこれはというものを幾つかずつ買って家に帰ってだった。
軽くジョギングに出てからシャワーを浴びて野菜と魚を中心にした手軽な料理を作ってそれでご飯を食べた。
そうしてからゲームをはじめたが。
やっぱり一人だと寂しくて部屋も寒い感じがする、それでついついまたお酒を出して飲んだ、この日も安いワインだった。
そのワインを飲んでゲームをする、次第に酔ってきておかしなテンションになりつつゲームをすると何かおかしくなったので止めた、それで本を読みはじめたがやはり飲みながらだとテンションがおかしい。
それでも飲んでいるとだった、買っておいたワインがなくなって彼が帰って来た。それで私は彼に言った。
「忙しいの何時終わるのかしら」
「もうすぐだから」
彼は私に申し訳なさそうに答えた。
「待っていてね、それが終わったら有給たっぷり取るから」
「そうするのね」
「その時埋め合わせするよ」
「私もずっと有給取ってないし」
私は酔った頭でこのことを思い出した。
「だったらね」
「うん、その時にね」
「一緒に有給取って」
「二人で楽しもう」
「正直お家に帰って
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