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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
格好-いいか、わるいか-
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い。
「我が名はセイバー、新免武蔵守藤原玄信!!無念無双無敗の剣豪なり!!さぁ!!死にたいやつからかかって来るがいい!!!
叫び、己を鼓舞する。
こんな修羅場、その気になればやりきれる。
そうして迫るヤツらに、私は一歩踏み込んだ。
その時だった。
「ちょっと待ちな!!」
誰かの声。
その声に、全員が動きを止めた。
「一人のサーヴァントと一人のマスター相手に大勢でよってたかる…アンタら、最悪だ。最ッ悪にカッコ悪いぜ。」
「…!上だ!!あそこにいるぞ!!」
白衣の研究員の付き添いがあるビルを指す。
そこにいたのは、謎の男女二人組だ。
さっき話したのは男の方。
青と白を基調とした衣服をまとった、いかにも騎士といった男。
「そしてそこのアンタ!こんな不利な状況でよく頑張ったな。最高にカッコ良いってやつだ。」
「え…。」
「だがもう安心しろ。何せこの俺シャルルマーニュ。そして俺のマスター『紺碧の賢狼』率いる最高にカッコ良い援軍、『セイバーオブセイヴァーズ』が来たんだからな!!」
「せ、せいばーおぶ…せいばー?」
何を言っているんだこの人は、
と、思ったその時、ゾンビ兵が何者かに襲われる。
「ぎゃあああああ!!!」
「あれは…犬…?」
鎖に繋がれた犬らしき生き物が、次々とゾンビ兵を噛み殺していく。
それだけじゃない。
「ゆけ!!我が剣の元に集いし英傑達よ!!」
シャルルマーニュと名乗った男の隣にいる、紺碧の賢狼と呼ばれていたメガネの女性…鎧を着こなし中世的な格好をしているから…あの人もサーヴァントだろうか?
と、思っていると、私の目の前に大きな体躯のサーヴァントが現れる。
「サーヴァント、ガウェイン。紺碧の賢狼の名のもとに助けに参りました。」
「…ガウェイン…?」
2メートルはあろう大柄な女性。
先程の黒い犬を引き連れた彼女は自らを”ガウェイン”と名乗った。
しかし、彼は男性のはず…。
もしかしてアーサーのように性別を偽ってた?いや、そんなはずは無い。
それよりもそんなくだらないことを考えている訳では無い。
「大和くんが…!!」
「ヤマト…?それがあなたのマスターの名か。彼に関しては安心するといい。」
「…!」
振り向けばそこには馬の引く戦車。
そこに既に大和くんは乗せられており、私もその騎手に手を差し伸べられた。
「ブーディカよ。レジスタンスのサーヴァント…ではないけれど細かい話は後!さぁ、早く乗って!」
彼女の手を取り、戦車に飛び乗る。
さらにガウェインを名乗った女性はオロバスを軽々とかつぐと、周囲の犬に命令を下し、走り出した。
「賢狼さん!ご指示を!!」
「撤退だ!!今は葛城財団の殲滅よ
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