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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
格好-いいか、わるいか-
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撃つ。
今度はもう片方の隊員に命中。
片足が粉砕され、やつは走った勢いのまま派手に転んで頭から突っ込んだ。
そして爆発。
しかし、それがいけなかった。

「うおああああぁぁぁ!!!!!」

その爆発により臓物のとび出た隊員は吹っ飛んでしまう。

俺めがけ、まっすぐに。
とっさに銃から刀に持ち替え、すぐさま斬り掛かろうとするも

「!!」
「へへ…後ろがお留守だぜ!!」

なんと、背後から忍び寄っていた隊員に羽交い締めにされたのだ。
すぐさま力づくで振り払い、迫る危機を対処しようとするが、

「死ねええええええええ!!!竜胆おおおおおおおお!!」

俺のすぐ近くまで迫った時、
やつの背中にしがみついていたゾンビ兵が、一瞬眩く光る。

「まずい…!!」

そして目の前が、真っ白な閃光に覆われ、凄まじい轟音と衝撃が俺を襲った。


?

「大和くん!!!」

爆発に巻き込まれたのは、大和くんだった。
すぐさま助けに向かおうとするが、やはりランスロットは許してくれない。

「邪魔だ!!」
「…。」

早くしなければ、
なんとかしないと大和くんは、やられる。
肉の塊と化した山本だったものが、にんまりと下衆な笑みを浮かべて見下ろしている。
まずい、このままじゃ本当にまずい…!!

「ぐ…うぅ!!」

立ち上がる大和くん。
しかし足元は覚束無い。
吐血し、刀を杖代わりにして立ち上がるのがやっとの状態だ。
しかし、大和くんがそうだとしても、敵は容赦しない。

「よくも…やってくれたなァ!!!!」

脇腹にめりこんだのは、山本の強烈なボディブロー。
ミシミシとまずい音を立て、そして大和くんはそのまま吹っ飛ばされビルの壁へと叩きつけられた。

「おいどうした?いつもの軽口は叩かないのかぁ?んん?」

重くなったその身を引きずり、ビルの壁に激突した大和くんを引き剥がす。

「あぁそうか…こんなんでは叩ける軽口も…」
「!!」

瞬間、山本は大和くんを上へと投げあげた。
第六感が告げる。
このままでは本当にヤバい。
大和くんが、死ぬ。

「叩けないもの、なァッ!」

投げ上げられ、そのまま落下。
満身創痍の大和くんは何もすることが出来ず、彼の全力のパンチをくらいさらに吹き飛んだ。

「…。」

ぶつかった建物は倒壊。
瓦礫の中で動かなくなった大和くんだが、そこへ蟻のように奴らがたかってくる。

「ころせ、ころせ。」
「れんさまのかたき。たおせばごほうび…」
「もとにもどりたい…おきにいりに、もどりたい…!」

「…っ!!」

ランスロットを強引に蹴飛ばし、駆ける。

「ぐぅッ!!」

すれ違いざまに足に切
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