215 追跡の続き
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うみたいだな。俺もそんな気がするよ」
関根は刀を構える。そして振り下ろした。
「・・・やってくれたわね」
「だ、誰なの!?」
かよ子は問答した。
「私はラ・ヴォワザン。貴女ね。杖を持つ小娘は」
ラ・ヴォワザンはかよ子を見る。
「貰うわよ。その杖。そして貴女も消えて貰うわ。この私の黒魔術でね!」
ラ・ヴォワザンは攻撃を始める。
「姿を消したまま殺そうと思ったけど仕方ないわね。杖を取るついでに貴様も黒ミサの祭壇に掲げさせて貰う!」
「くろみさ!?何、それ?」
かよ子は聞くが、ラ・ヴォワザンは杖を出した。
「聞く前にやられて知りな!」
ラ・ヴォワザンの杖から黒い光線が放たれる。かよ子は羽根の結界で防いだ。
「なかなかの結界だね。それは異教の結界だな?」
「イキョー?これは仏教じゃ!ゲンジョーという人が作った結界じゃ!」
友蔵が訴えた。
「私が信仰する宗教ではない。それが異教よ!」
ラ・ヴォワザンは瓶を出した。
「やられる前にやっちまえ!」
「はい、ブー!」
大野は草の石を、ブー太郎は水の石を利用して先手を狙った。大野の草の石で出した巨大な木の枝でラ・ヴォワザンの瓶を弾いた。瓶が地面に叩きつけられて割れる。だが、瓶の中の液体が湯気のように空気中に上がった。
「ふ・・・、裏目に出たようだな」
ラ・ヴォワザンは瓶の中身が破壊された事は気にしていなかった。そしてまた杖を振るう。
(また結界で何とか・・・)
かよ子は羽根の結界が発動して防げると思っていた。しかし、今度は結界が効かなかった。
「え・・・?結界が効いてない!?」
そして黒い光が一行を襲う。
「は・・・!!」
かよ子は目を瞑った。幸い、彼女の武装の能力が発動した為、その攻撃をまともに受ける事はなかった。
「今破壊した瓶の中身は結界などの防御の効果を消す毒だったのさ!まあ、今度はその異能の能力とやらを消させて貰うよ」
ラ・ヴォワザンはまた別の瓶を出した。
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