第71話 キリエの思い
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「なるほど………確かにありえそうですね」
アインハルトの言葉に皆が頷く。
「じゃあ先ずはその人を見つけるって事で良いのかな?」
「だな」
『マスター!!この反応、キリエ・フローリアンの反応が!!』
「言ってるそばから当たりか?」
『だけど他にも6人の反応があります』
「「「「「6人!?」」」」」
「西側20Km、捜索対象確認」
トーマのデバイス、銀十字が俺達に告げる。
「こっちも見つけました。行ってみましょう」
「ええ、その人の所へ」
「だけど、6人って追っ手かな?」
「なのはさん達かもしれないけど、八神司令だけは来ませんように、来ませんように……」
トーマが願うように呟く。リリィも似たような反応だ。
「トーマさんは八神司令に何か辛い思い出が……?」
「さ、さあ……私にはちょっと……」
「はやてのアホは何をやらかしたんだか………」
そう呟くとヴィヴィオとアインハルトが凄く驚いた顔して俺を見た。
………何か不味い事言ったか?
「それより他の追っ手はどうしよう………」
「適当にやり過ごして、切り抜けた方がいいだろ。関わる必要無いならそっちの方がいいからな」
「異常反応はここやね?」
「そうみたいよ」
はやてがキリエに向かって言う。
「お前はまだ戦闘可能な状態ではない……ここで待機していろ」
「危なくなったら、直ぐに戻ってきますから。何かあったら、通信入れて下さいね」
後ろにいたザフィーラとフェイトはキリエを気遣う。
「お気遣い、ありがと」
「位置はどのあたりに?」
「東側20Km。まだ動いてない」
ユーノに聞いたのはヴィータだ。
「じゃあ、行ってお話聞かせてもらおうか」
「うんっ!」
なのはの言葉にフェイトが頷く。
「ほんならみんな、出撃っ!」
はやての言葉にアースラチームとキリエ・フローエン含めた7人が零治達の所へ向かった。
俺達はバラバラに別れて追っ手を分断させる事にした。
出来れば誰にも会わずに進めれば楽だけど………
しかし、そんな俺の願いも虚しく、黒い羽を背中にした、ベレー帽の少女が先にいた。
「おっ、はやてか」
「あれ?私会った事あります?」
「あっ、そうか。前はブラックサレナとアーベントだったもんな。声で分からないか?」
「………ああ!!あの黒い装甲をつけたお兄ちゃん!」
「おお、分かったか!」
「探してたんよ!あの時は助けてくれてありがとな!」
「あ、ああ。あの時は咄嗟にな」
はやてが素直って結構違和感が………
「だ
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