第一章
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されたんですね」
「結構やんちゃでよく吠えてご飯をいつもねだる奴でしたが」
男は懐かしむ笑みで話した。
「凄くよかったです」
「そうした子だったんですね」
「ええ、犬っていいですよね」
「はい、本当に」
「特に雄で白い柴犬は」
優しい顔にもなった、そうしてだった。
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