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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
やっぱりフォーリナーはおそろしい話
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。いません。いません。うひ、うひひひひひひひひひ…!!」
「おい!ふざけてんのか!?ぶっ殺すぞ!!」

特殊部隊の様子が何やらおかしい。
怒鳴ろうが笑いだし、気持ち悪さすら感じ始めた。

「いあ…いあ…んがあ・ぐあ、えへっ、へへへへ、へへへへへへ…!」
「ちっくしょうが!!」

叩きつけるように受話器を電話に戻す。
葛城舞は既に姫路町にはいない。
特殊部隊からの連絡はそうだった。

他の部隊の捜索により、実の弟である舞は姫路町にいると突き止めたばかりなのに。
先読みされて逃げられたか、
ともかく、また振り出しに戻ってしまったことになる。
しかし、

「まぁこんな時のための秘密兵器だ。なぁ?」
「はい、マスター様。」

こちらも、葛城舞用の秘密兵器がある。

「雑魚でクズの、絵描きで穀潰しのてめぇを使ってやるんだ。頑張ってあのクソガイジを俺様の元へ連れてこい。いいな?」
「はい…使われることが、サーヴァントの幸せ。役に立てることが、使えない私の何よりの幸福ですから。うふふ、えへへ…。」

と、代表の後ろで薄気味悪い笑みを浮かべているのは紛うことなきサーヴァント。
彼女は他のマスターから取り上げたものでは無い。葛城恋が召喚した、ちゃんとしたサーヴァントだった。

「フォーリナーがてめぇだけのもんだと思うなよクソガイジ。必ずてめぇを俺様の前に引きずり出し、てめぇの前であのゲロマンコを奪ってやるからなァ…!」


薄汚い笑みを浮かべながら、代表はそう呟いた。





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