暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第24話『新世代、対策する』
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は殺し合うような関係だったなんて思えないよな。」
「家の跡継ぎなんてものが無ければ、本当はあれがあの二人のあるべき姿だったんでしょう。」
その後ろ姿をチームディロードは感心しながら見ていた。

ティアナ達が撤退していた頃、オルタディロードは戦闘機人ナンバー5、チンクと合流していた。
「チンクさん、俺なんかを迎えに来て大変でしょう?」
「気にするな、姉は好きでやっていることだ。一緒に帰還するとしても、おぶられるのと抱かれるの、どちらが良い?」
「どっも恥ずかしいです…」
「やらせてくれ、妹たちは恥ずかしがって避けようとするんだ。これも私に対しての手伝いだと思ってくれ。」
「分かりました。それなら、抱かれる方でお願いします。」
「そうか、姉に存分に甘えていいんだからな。」
チンクは小さな身体であるにも関わらず、オルタディロードを抱きかかえて、そのまま基地へ帰還する。

チンクとオルタディロードが帰還している頃、キャロからレリックの入ったケースを奪い取ったナンバー6、セイン達は通路を歩きながらレリックのことで話していた。
「ところでセイン、中身は無事だろうな?」
ナンバー3、トーレはセインに聞く?
「当たり前っすよ!」
セインはレリックのケースを開けるが、中身が入っていなかった。
「えっ、どういうことっすか!」
セインは想定外のことで驚く。
「もしかして、無機物潜行(ディープダイバー)を使ったときに落としたんじゃないの?」
ナンバー4、クアットロは馬鹿にするように言う。
「そんな器用なこと、出来ませんよ!それに、ちゃんと確認したんですから!」
セインは画像を見せながら怒る。
「ん?」
そんな中、トーレは一枚の画像を見る。
「馬鹿者!レリックはここだ!」
トーレはキャロの帽子の中のエネルギー反応を指さす。
「あっちゃー、そんなところに隠していたなんて。」
セインは平謝りでルーテシアに謝り倒していた。

凪風流の道場に着いた雅と流夜は向かい合う。
「刑務所に居て、鈍っていないよな?」
「兄貴こそ、平和ぼけしていないよな?」
雅と流夜は構える。そして、二人は変身すると組み手を合わせる。
「それにしても、よく稽古の相手に出てくれたな。」
「そりゃ、ディロードの相手を出来るのなんて、ディケイドである俺にしか出来ないだろ?」
「それもそうだな。」
二人は凪風流の武術をぶつけ合う。雅は事前に流夜に凪風流の武術を使うように話していた。オルタディロードが過去の自身であるということは凪風流の武術を扱えるため、積極的に使うように頼んでいたのだ。
「やっぱり、ディケイドは強いな。400年間で一度も勝てなかったからな。」
「おいおい、そう言っておいて人のこと殺したのはディロードだろ?」
「流夜はあれがディロー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ