暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第24話『新世代、対策する』
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
する考察を述べる。
「俺達への妨害?」
「ええ、スカリエッティの有するガジェットドローンは魔法に対しては耐性を持っていますが、物理攻撃での撃破には弱いです。当然、戦闘機人以上の戦闘能力を持つ仮面ライダーの近接戦闘は計画の見直しになる可能性もある。それに対して、特定の威力での完全消滅以外に対策のないトライアルシリーズは相性がいいと考えての採用と思います。」
津上の質問に雅は答える。
「とにかく、スカリエッティが作ったトライアルは製作方法が異なることから、対策本部ではネクストライアルと命名することにした。それから、ネクストライアルの対処は剣崎さん達に任せたいが、大丈夫か?」
クロノは剣崎達に確認を取る。
「ああ、問題ない。」
クロノの言葉に剣崎は答える。
「次に、凪風国家象徴を襲撃したディロードと同じ姿をした怪人についてだが…」
「それについては、僕の方から直接説明します。」
クロノが次のページをめくりながら言うと、雅が説明を始める。
「あの怪人は自身をオルタディロードと名乗っていました。能力もディロードの能力を怪人用に調整したような仕様になっていました。そして、オルタディロードは僕の遺伝子を利用した人造魔導師を生み出して改造した怪人といえます。」
「凪風国家象徴、断言できる材料はありますか?」
「はい、オルタディロードは僕と同じく凪風流の武術を扱っていました。僕は構えや技を使うときに少しだけ我流の癖が出るのですぐに分かりました。それから、思考が子供の頃の僕と同じであることも、理由の一つです。」
クロノの質問に雅は説明しながら答える。
「それから、オルタディロードに関しては、僕に任せてほしい。」
雅は提案する。
「その件に関してですが、こちらで助っ人を用意しています。」
クロノが言うと、流夜が顔を見せる。
「兄貴、俺も協力するぜ。」
「流夜、どうしてここに?」
「こちらの方で以来要請しました。刑期の減刑と仮釈放を条件に。」
雅の疑問にクロノは答える。
「流夜が協力してくれるのは心強い。」
「そう言ってくれると嬉しいぜ。」
雅と流夜は拳をぶつけ合う。
「スカリエッティの目論見通りになるのは少々気に障るが、ネクストライアルの対処は剣崎さん達に、オルタディロードの対処は凪風国家象徴と流夜に、機動六課は引き続きレリック事件の捜査を。これで、今日の会議は終了だ。みんな、ご苦労だった。凪風国家象徴も、お疲れ様です。」
クロノの言葉で一同は解散する。
「それにしても、流夜が手伝ってくれるとは思わなかったよ。」
「俺だって、これからは真面目に生きようと思っているんだ。そのためならこれくらい構わないよ。」
廊下を歩きながら雅と流夜は話している。
「雅さんと流夜さん、仲が良いですわね。」
「まったくだ。あれが何年も前に
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ