209 雷の山の争奪戦
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・リゴーと交戦する。かよ子は火薬を操る能力を得た杖で迎撃する。
「俺も手助けするよ!」
関根が忠治の刀を振るう。シャルル・リゴーの兵が薙払われる。椎名も水の玉を使い、大波を出して攻撃した。
「やるな、だが、これでは私は倒せんぞ」
シャルル・リゴーはかよ子の爆撃も、関根の刀も、椎名の水責めも防御した。
「な・・・!!」
「でも、機械は無効化されてる筈だブー!どうして防がれるブー!?」
「結構手強い奴なんだろ!」
大野が草の石を力を使い、この葉や巨大な枝を大量に飛ばす。一部の兵を倒せたが、シャルル・リゴー本人には回避された。
「ちい、素早い奴だ!」
「フハハハハ、死ねい!」
シャルル・リゴーが槍を飛ばす。
「槍なら俺が相手になってやる!」
大政が槍を出現させて対抗した。鋼鉄の楯が現れてシャルル・リゴーが放った槍を防御した。
「フハハハハ、貫通させてやるぞ!」
「キャロライン、念力よ!」
「うん!」
のり子の人形が大政の楯に念力を掛けた。シャルル・リゴーの槍が粉砕される。
「やった!」
「ちい。だが、別の攻撃を忘れるなよ・・・」
雷の山。すみ子達はアルバートという一人の男と相対していた。すみ子の銃で防御をしたものの、何とかなったという形である。
「この野郎!」
山口は矢を放つ。その矢は高速でアルバートの脳天へと向かう。しかし、アルバートは電気を体中に纏い、山口の矢を無力化した。
「ちい、駄目かよ!」
「これはこの山の雷の力があのアルバートという男に支配されているからであろう」
ジャンヌが説明した。
「雷に弱点は何かあるのか?」
川村が問いた。
「それはこの土を更に絶縁状態としたいのだが、この山の性質上、それは無理だ」
「それなら?」
「木々や植物をこの地に植えれば防げる筈。例え雷に砕かれても直ぐに再生が可能だ」
「よっしゃ!ならオイラの『草玉』で増やすでやんす!」
ヤス太郎はパチンコで草玉を地面に発射した。草が茂りだす。アルバートが再び剣で電撃を放つ。だが、伸びた草で防がれてしまい、さらにすみ子がまた銃で結界を張って防御したので今度は何もできなかった。
「何!?ならもう一度成敗してくれる!」
アルバートはまた電撃を放つ。だが、それでも糠に釘であった。もう一度、振るが、今度は電撃が出なくなってしまった。
「な、これはどういう事だ!?」
「雷の山の操作を私の舞で解除させて頂きました。これで貴方はこの雷の力を使う事はできません」
エレーヌが断言した。
「今だ!」
「おうよ!」
山口が矢を放ち、川村はバズーカを発砲した。山口の矢はアルバートの周囲の地を粉砕し、川村の出したバズーカからは爆発の煙が上がった。同時に雷鳴が鳴り響いて皆は驚いた。
「・・・やったか?」
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