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有難うございます いただきます」と、私は、頭を下げていた。でも、私は、今までこんな華やかな色のも、ワンピースも着たことがなかった で・・躊躇していた。
「カナミちゃん 大丈夫よ これくらい みんな 着ているから・・ あなた 可愛いから、服に負けないわよ」
そして、洋服箱に詰めてもらった後
「ねぇ カナミちゃん そろそろ 聞かせてもらっても良い? あなたが、バックひとつで、お店に面接にきたいきさつ 私ね、最初 あなたが身寄りも居ないっていうし、いきなり、京都に来たって言うでしょ こんなのって思ったけど あなたを見ているとね 私を真っ直ぐに見て、その澄んだ眼でね だから、この子をこのまま、ほおりだしちゃったらどうなるんだろうと 私が引き受けるしかないじゃぁない だから、聞かせてもらう権利あるわよね」
「はい」と、私は、これまでの両親が亡くなったこと、秋におばぁちゃんが亡くなったこと、そして、どうして京都に来たのかを全部うちわけた。
「そう でも その男の人 信じているの もう、捧げたの?」
「捧げたって?」
「わかった その様子じゃぁ まだなのね じゃぁ どうしてその子信じているの 向こうは、ただの気まぐれかもね まだ15才でしょ あなた その年で、男を追いかけるのって・・もっと、出会いあるかもよ」
「違います! あの人はそんな人じゃない! 私 初めてなんです こんな気持ち 手を繋いでくれて、言ってくれたんです だから、巧さんと糸で・・見えない糸が・・」と、ムキになっていたのがわかった。
「カナミ あんた ほんとうに純真で真っ直ぐね あのね 名前が解っているんなら 探すのは・・直ぐ、見つかるけど・・」
「本当ですか? すぐに 見つかりますか?」
「ウ うん でも・・と思う 少し、待ってね」と、燿さんは、なんか、そのあと口ごもってハッキリと言わなかった。
「店長は 恋愛したことありますか あっ すみません 余計なこと聞いちゃてー」
「うふっ いいのよ 私は・・事情があってね すんなりいかないのよ」
帰る時、お父さんが帰ってきているみたいで、燿さんに案内された。
「お父様 ウチのお店の子 私の妹みたいなものですから、ご挨拶だけ」
座敷に座って、お酒を飲んでいた。私は、座って緊張してしまって
「あ あのー ふっ 藤原香波と申します」と、頭を下げていた。
「ウン 澄んだ良い眼してる 燿 女の子だよな いや 失礼 最初、見た時、少年に思えてしまったから・・わからんかったから」
「お父様 本当に 失礼よ そんなこと 口に出さないでー 謝ってよー」
「ぁぁー すまない かなみさんだっけ 燿 わがままだけど よろしく頼むな あぁ 帰るんだったら、松寿司の
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