暁 〜小説投稿サイト〜
『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
返り討ちにあってしまった話
[9/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
憶も戻った事だしめでたしめでたし!あたしは帰るね!ばいばーい!」
覚束無い足取りでなんとか立ち上がり、服をまとって愛嬌たっぷりのスマイルで手を振って別れを告げる。
うん、これでいい。終わりよければすべてよしなんて言うもんね。
ハッピーエンドで良かったね
「どこへ、行こうとしてるのかしら?」
「ふぇ?」
次の瞬間、足に何かヌルヌルとしたものが巻き付き、凄まじい力で引っ張られる。
足元を見ればそれは触手。吸盤の並んだ蛸足。
今ほとんどの力を使えない。
ただされるがまま、逆さ吊りになってしまった。
「な、なんでぇ!?今すごくいい感じに終わりそうだったのに!!」
「だめよ。悪いことをしたらおしおきを受けなきゃ。」
スカートをおさえ、北斎に叫ぶ。
しかしこの触手の主は彼女じゃなかった。
「こんにちは。フォーリナー楊貴妃さん。ずっと前から舞さんを
観測
(
みて
)
たみたいだけど、舞さんはお栄さんの
所有物
(
モノ
)
なの。泥棒は良くないわ…。」
「…!」
舞様の…マイマイの連れているもう1人のサーヴァント。
あたしと同じフォーリナークラスのアビゲイルだった。
「ほぉ、楊貴妃!あの世界三大美女の!」
真名を知るなり、北斎は顔を輝かせ紙と筆を取り出した。
そうだ。彼女はれっきとした絵描き。きっと描かせろと頼み込んでくるはず。
なら、描かせる代わりに助けて欲しいと取引をもちかければ…。
「じゃああびい、楊貴妃殿を触手でブチ犯しとくれ。」
……
…え?いまなんて?
「ええ、わかったわ。」
「えっ、ま、待って!待ってください!!」
「あ、それとついでにマイも頼むヨ。」
「!!!???」
ブチ犯す?あたしを?楊貴妃を?
絵を描くんじゃなかったの?
「あの楊貴妃殿が蛸足に犯されるサマを拝めて絵で描けるんだ。こいつァ二度とねぇ機会だからナァ!」
「お仕置きも出来てお栄さんも絵が描ける。一石二鳥ね。」
そうやって笑顔で仲睦まじく話している2人だけども、話している内容は恐ろしいこと極まりない。
「ひ、ひいぃぃっ!!」
宙吊りのあたしにうねうねと迫る触手。
そして隣には
「何で僕もなの!?僕拐われてたんだよ!?ねぇお栄ちゃん!!アビー!!」
「おれを覚えててくれたとはいえ、簡単に楊貴妃殿に堕とされてたんだ。飼い主としてそんなダメ犬にしつけた覚えはねぇんだけどナァ…ってなわけでマイもお仕置きサ?」
何故かお仕置きされるマイマイ。
「さぁ、お仕置きの時間よ…?」
「いや…たすけ」
アビゲイルが掲げた手を振り下ろしたと同時に、
触手が一斉に群がってきた
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ