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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
返り討ちにあってしまった話
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ものが。欲しくて欲しくてたまらなかったものが。
彼が生ける炎の能力を使ったことで、私と彼は会わなければならないという"縁”が生まれた。
待った。ずっと待った。
会えるその時が来るまで、私は彼をずっと待ち続けていた。
彼がこの崩壊世界なるものに落ちてきた時も、
己の身一つでこの世界を駆け抜けてきた時も、
自分と同じように傾国と呼ばれ恐れ敬われてい時も、
待った。待った甲斐があった。
夢で繋がり、まさにその時が来た。
今彼は、全ての知識を焼却され、赤子同然となった。
言葉も忘れ、理性も消え去った。
見た目はそのままでいい、こんなに立派な男性が赤ん坊みたいに甘えてくる方がよほど興奮する。
さて、今私の膝の上で幸せそうに眠っている彼は、そろそろ起きるだろう。
「舞様。そろそろ起きてくださいませ。」
頭を撫で、優しく声をかけると舞様はゆっくりと目を開ける。
さぁ、どのようにして私に懐いてくれるのか。
赤子に理性などない。だから、全力で甘えて欲しい。
さぁ、はやく、さぁ、さぁ、さぁ!
「きゃん!!」
………
…え?
「わうわうわう!!」
起きるなり、四つん這いなった舞様。
なるほど、はいはいかなと思いましたがそんなことはなく、忙しなく動き回りわんわんと吠えた。
そんな…これでは赤子などではなく
「仔犬…。」
「わう!わんわん!!」
落ち着きのない挙動。
舌を出し、少々やかましく吠える。
そう、赤子特有の喃語ではなく、わんと吠えている
それはまさに仔犬。
彼は…舞様は、
人間の赤子ではなく、犬の赤子になったと…?
「くぅ…くぅん」
「あっあぁもうちょっと待ってください!待ってくださいってば!!」
私に身を乗り出し、頬をぺろぺろ舐める舞様。
仔犬とはいえ見た目はそのまま。
背の高い舞様がこうして乗りかかってくれば、体格的に小さい私が耐えられるはずもなく、押し倒されてしまう。
「あぁもうくすぐったい!こら!めっ!大人しくしなさい!!待て!待てです!待ってください!!」
私が何度言えども、仔犬と化した舞様はお構い無しに私の顔中をべろべろと舐め回す。
これは計算外だ。なんとかしないと…。
「ええっ!?ま、舞様!?」
彼は純新無垢な仔犬となった。
そう、思ったのが間違いだった。
だって彼は
「はっはっ?ふーっ?ふーっ?」
おちんちんを勃起させ、腰を振って私の下半身に擦りつけている。
人間としての知性も、理性も全て私が焼却した。
それがいけなかったのかもしれない。
彼は今犬として、いや、動物の本能に従って私と交尾しようとしている。
「あ、あの…舞様?」
「わう!!うううう…!!」
強
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