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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
爆弾低気圧
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を忘れてもらっては困りますわ! 中国代表候補生、凰 鈴音さん!」

「誰?」

「なっ! 私はイギリス代表候補生、セシリア・オルコットでしてよ! まさかご存じないの!?」

「ああ、あんたがそうなんだ。噂は聞いてるわ。英国で開発されたBT兵器っていうのの適性が一番高かった人でしょ? 顔までは知らなかったから。よろしくね。それでさ一夏」

「む、無視しないでいただけます!?」

 うーん、なんというスルースキル。セシリアさんの仁王立ちを軽く流して一夏さんとの会話に戻る鳳さんは流石としか言えません。
 ふむう、玉露と知ってから飲むとまた一段とおいしく感じるのはどうしてなんでしょう?

「あ、あのさぁ……ISの操縦、あたしが見てあげてもいいけど?」

 ああ、このデザートも美味しいです! 紫で四角くてプルプルしています。突ついていると弾きかえってくる弾力が溜まりませんね。なんというのでしょう?

「一夏に教えるのは私の役目だ! 頼まれたのは私だ!」

「あなたは二組でしょう!? 敵の施しは受けませんわ!」

「あたしは一夏と話してんの。関係ない人は引っ込んでてよ」

「関係ならあるぞ!!」

 あ、これが羊羹というのですか。やっぱり資料と実物は違いますね。

「後から割り込んできて、何をおっしゃってますの!?」

「後からじゃないけどね……あたしの方が付き合い長いんだし」

「それを言うなら付き合いは私のほうが早いぞ!」

 なんと! 食後にお茶漬けを食べるのですか?ふむう、日本の食文化とは奥が深いのですね。

「うちでの食事ならあたしも何度もあるけど?」

「い、一夏! どういうことだ!」

「納得のいく説明を要求しますわ!」

「説明も何も……鈴の実家の中華料理屋で飯食ってただけだぞ?」

 お腹がきつくなるかと思いましたけどこれは案外いけますね! 新しい発見です……

「放課後は私とISの訓練をするのだ! 時間など空いていない!」

「そうですわ! クラス対抗戦に向けての特訓が必要不可欠な今、他のクラスの方と接する時間はありませんわよ!」

「じゃあその後でいいや、空けといてね〜」

 凰さんはそれだけ言い放つと返事も待たずに空になったトレーを持って去っていきました。
 ふむ、お話は終わったようですね。やはり嵐は黙って引きこもるに限ります。
 今日は新しい食文化に触れることが出来て食事の時間も有意義にすごせました。これでまた一つ勉強になりましたね。

「一夏、当然訓練が優先だぞ!」

「私たちも有意義な時間を使っているのをお忘れなく!」

 一夏さんがお二人の台詞に大きく肩を落としました。おお、今回は私は何もありませんでした。

 今日の
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