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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
爆弾低気圧
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ではないのでしょうか?
 と思いましたけど考えれば当たり前です。何せこのクラスには一夏さんがいるのですから他の国がこのクラスに人を入れたがるのは明白ですね。
 それより一夏さん、最初に聞くのがどんな人とか以前に強いのかって戦闘思考過ぎませんか?

「その情報、古いよ!」

 そんなことを考えていたら教室の入り口から声がしました。その方向を見ると教室の入口にツインテールが特徴的な小柄で、肩の部分が露出するようにした改造制服を着ている女の子が立っていました。
 いえ、まあIS学園ですから女の子か女性しかいないのが当たり前なんですけどね。
 あ、ちなみにIS学園の制服は許可さえ取れば改造が可能なのです。自由な校風ですよね。

「2組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから」

「2組の専用機持ち……もしかして貴方が?」

 そういえば彼女の顔は代表候補生のデータベースで見たことがありますね。ええと、名前は確か……
 私の言葉に彼女は腕を腰に当てて仁王立ちの状態で言葉を続けた。

「そう! この私、中国代表候補生、凰(ファン) 鈴音(リンイン)!今日は宣戦布告に来たってわけ!」

 周囲の視線がその言葉で一気に凰さんに集まりました。ファン・リンインって読むんでしたね。中国って漢字の読み方難しいから漢字は分かったんですけど読みが思い出せなかったんですよ。

 ああ、それにしても法治国家日本で宣戦布告なんて物騒な言葉を二回も聞くなんて……日本はいつからこんなに物騒に!
 ……そういえばIS学園は条約上『どの国にも属していない特殊な場所』にあるんでしたね。忘れていました。だからどうだってことはないんですけど。

「セシリアさん。鳳鈴音と言ったら例の?」

 一夏さんと鳳さんが再会を喜んでいるのを見ていて気になったので私はセシリアさんに耳打ちして聞きます。

「ええ……鳳 鈴音。たった1年で人口世界1位の中国で代表候補にまで上り詰めた才能の持ち主だそうで、噂では中国で開発された第3世代ISを専用機として受領しているという話ですけど……そんなことより幼馴染ってどういうことですの……ずるいですわ。そうは思いません!?」

 いや、そこじゃなくてそんなすごい人が幼馴染って言うところに驚きましょうよ。
って幼馴染!? ……この人もですか? でも箒さんは全然知らないような顔をしていますけど……? 一夏さんの仲良さそうに話している様子を見ている限り嘘ではなさそうですね。
 全然関係ないですけど凰さんって小さくて見た目可愛いのに口調がすごい乱暴ですね。

「こら」

 いつの間に来たのか織斑先生が凰さんの頭を出席簿で叩いていました。

「っ! いったー! なにすんの!?」

 ああ、そ
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