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SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第三章 成長
第23話 アルゴのクエスト説明
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「はい! このままじゃ、シュウさんの足を引っ張るだけなんです。だから、もし上げられるような事があるなら、なんでも言ってください! 頑張りますから!!」
「…………あるにはあるんだけド……そのクエストは、ホントに厳しいヨ?」
 アルゴさんが言いにくそうに、あたしにそういうクエストがある事を教えてくれた。

「内容だけでも教えてくれないかな、アルゴ」
「……しょうがないナ〜。シュウ助達は、オイラ一番のお得意さんだしネ」
「ありがとう」
 シュウさんの頼みで、アルゴさんが言い出したクエストは確かに厳しそうだった。

「このSAOを作った茅場晶彦も、こうなるプレイヤーがいる事を予想したのか、その為のクエストを作ってあったんダ。それが、《ダンジョンによる長期クエスト》」
「「ダンジョン?」」
 迷宮じゃなくて、ダンジョン?
「そう、ダンジョン。よくゲームとかであっただロ。地下にだんだん進んで行ってボスを倒すゲーム」
「いや、あったけど……ここはSAOだぞ?」
「オイラだって、この情報を手に入れた時にオカシイと思ったサ。でも本当なんダヨ!」
「……それがどうして身体能力を上げるのにつながるんだよ…」
 シュウさんが言った疑問に、あたしもそう思った。
 ダンジョンと言ってもSAOなんだから、今と変わらないんじゃ…

「二人とも、このダンジョンをSAOの中だと考えない方が良いヨ」
 その後アルゴさんが言った内容を簡単に説明すると、こういう事らしい。

 そのダンジョンは、第二十二層から第二十四層までの三層にわたって突き出てる高い山にあり、入り口は二十四層の頂上で、出口は二十二層の山の前にある湖の前らしイ。
 ダンジョンには無数のトラップがあって、そこで何ヶ月か過ごス。
 当然ダンジョンにはモンスターもいるゾ。
 あと、このクエストの一番大変な所ハ……そこが迷宮と同じ扱いであるコト。
 何ヶ月もの間、寝る時も休む時もモンスターに襲われる可能性がアル。
 でも、その危険なトラップなどで無理やり反射神経などを上げることが出来るらしいヨ。
 ちなみに、このダンジョンがSAOらしくないのは、SAOのシステムの限界を感じている人のために作っタ、茅場の『やれるものならやってみろ』的な挑戦状だとオイラは思うヨ。

「……と、いう事だけド…」
「……レベルや報酬、それにこの先の情報などはどうすればいいんだ?」
 アルゴさんの話を聞いてからシュウさんは少し黙り、その後により詳しい内容を聞いた。
「レベルは順調に稼いで行けば、出てくる頃にも今と変わらない位の高さだと思ウ。情報はオイラが徹底的(てっていてき)に教えてあげるヨ。もちろんお金は貰うけどネ……報酬は…」
 そこで、アルゴさんはあたしの方を見て、
「シリカには普通の報酬
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