オーバーブースト
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見滝原南の数少ない光源の消失により、フォーリナーの姿が、暗闇の中に消えていく。
その中で、彼女の金色の眼だけが、可奈美が認識できるフォーリナーの体だった。
「わたくしは、聖杯に託した願いを諦めるつもりも、ましてやあなた方に手を貸すつもりもありませんわ。わたくしの願いのために、次にお会いしたときには、あなた方には消えてもらいますわ。ええ、ええ。マスターにも、この地にも。二度と近づくことがないよう、忠告いたしますわ」
彼女の金色の眼が閉ざされる。
そして、雲が退き、月明りが再び見滝原南の地を照らした時。
すでに、フォーリナーの姿はどこにもなかった。
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