暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/WizarDragonknight
金色の瞳
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 同じく自らへ打ち込んだ銃弾。

「きひひっ!」

 そして発動したのは、彼女の動きの変化。
 正面、エスカレーターの傍にいたはずの彼女は、すでにウィザードの真横にいたのだ。

「速……うっ!」

 彼女の砲撃に、大きく体を吹き飛ばされるウィザード。いくつかの棚を倒しながらも、踏ん張り止まる。

「紗夜さん!」

 フォーリナーと紗夜の距離が近すぎる。
 ウィザードは大急ぎで駆け出した。
 だが。

七の弾(ザイン)

 紗夜へ飛び上がったウィザードは、自らの体の変化に気付くことはなかった。
 ウィザードの体が、完全に静止する。
 きっと紗夜は、それがウィザードのポートレートなのかと思うことだろう。
 そして、動かない敵へ、攻撃をしない理由はない。
 胴体、手足。それぞれに銃弾を撃ち込んだ後に再び時が動く。

「……があっ!」

 完全静止した外側からの攻撃。
 ウィザードは耐えることが出来ず、変身解除したままスーパーの外に投げ出されてしまった。
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