金色の瞳
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同じく自らへ打ち込んだ銃弾。
「きひひっ!」
そして発動したのは、彼女の動きの変化。
正面、エスカレーターの傍にいたはずの彼女は、すでにウィザードの真横にいたのだ。
「速……うっ!」
彼女の砲撃に、大きく体を吹き飛ばされるウィザード。いくつかの棚を倒しながらも、踏ん張り止まる。
「紗夜さん!」
フォーリナーと紗夜の距離が近すぎる。
ウィザードは大急ぎで駆け出した。
だが。
「七の弾」
紗夜へ飛び上がったウィザードは、自らの体の変化に気付くことはなかった。
ウィザードの体が、完全に静止する。
きっと紗夜は、それがウィザードのポートレートなのかと思うことだろう。
そして、動かない敵へ、攻撃をしない理由はない。
胴体、手足。それぞれに銃弾を撃ち込んだ後に再び時が動く。
「……があっ!」
完全静止した外側からの攻撃。
ウィザードは耐えることが出来ず、変身解除したままスーパーの外に投げ出されてしまった。
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