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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
人外?
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ょうか。そうですね。それなら……
 いえいえ、それだと恐らく一夏さんは私も誘うでしょうし私が皆さんに教えれば……

「次、カスト。同じく近接用武装の展開だ」

「ひゃい!」

 い、いけないいけない。今は授業に集中しないと………
 『デザート・ホーク・カスタム』に搭載されている量子化された近接武装は『イェーガン』しかないのでそれをイメージ。
 右手が一瞬光って『イェーガン』が実体化、私はそれをいつものように……


「あ……」

「ほう………教師に武器を突きつけるとはいい度胸だ」

 そう、最悪なことに……いつもの様に頭上で数回回してから正面に構えてしまった。
 つまり傍から見ると『イェーガン』の先端を織斑先生の鼻先に突きつけている状態なわけで……


「………………………………………………………………」

「………………………………………………………………」

 気まずい……非常に気まずいです! いえ、もうこれは気まずいとか言うレベルの問題ではなく生死レベルの問題です!
 私の目の前には両腕を組んでこちらを真っ直ぐに見つめている織斑先生(修羅)がいます。私は助けを求めて頭を皆の方に向けます。
 セシリアさん……完全に目を逸らしています。
 箒さん……流石に無理だって顔をしています。
 一夏さん……目で諦めろって言っています。
 山田先生……あわあわしています。
 クラスの皆さん……なんで手を合わせているんですか! そして何故念仏を唱えているんですか! 布仏さんだけは何故か手を振ってくれています。

 ああ、その優しさが痛い!

 日本ではこういう時にどうすれいいんでしたっけ!? えっと……えっとぉ!
 そうだ!

「すいませんでしたぁ!」

 両膝をぴったり合わせ地面について、地面に頭をつけて両手をその頭の上で地面につける。
 ジャパニーズドゲザ。目上の人に失礼をした時、日本ではこうすると書いてありました。
 必ずしも許される謝り方ではないですが最上級の礼儀だと……

「ふん」

「痛い!」

 私の頭に出席簿……しかも横じゃなくて縦の額縁が炸裂しました……
 い、痛いです。死ぬほど痛いです! 比喩表現じゃなくて本気で頭が割れるかと思いました!
 あの……織斑先生? ISの絶対防御があるのになんでただの出席簿が痛いんでしょうか? いえまあ絶対防御が発動しない程度の強さだったのでしょうけどこういう時は絶対防御の仕様を恨むしかありません。
 ちなみに痛さ的にはセシリアさんのBTレーザーの直撃を受けた時よりも痛かったです。

「貴様もその癖は直せ。一々上で振り回すくらいなら元々正面で構えろ」

「わ、分かりましたぁ」

 結局私はその日ISで生身の人間
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