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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
人外?
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のISは最初から展開されていたな。ではそれ以外の武装を展開しろ」

『はい!』

 セシリアさんは当然『スターライトmkV』、一夏さんは『雪片弐型』、私は『グリニデ』を展開します。
 ちなみにタイムは私とセシリアさんがほぼ同時の0,5秒、一夏さんは0,7秒。

「遅い。0,5秒で出せる様になれ」

 初心者は1秒で出せれば早い方なんですけど、織斑先生はばっさり切りましたね。

「二人は流石代表候補生と言ったところか。ただしオルコット、銃を横に向けずに正面に向けて展開できるようにしろ」

 セシリアさんのライフルには既にマガジンが装填されていていつでも撃てるような状況なのですが、左腕を真横に突き出しての展開でした。それが織斑先生にはひっかかったようです。

「で、ですがこれは、私のイメージを纏める為に必要な……」

「直せ。いいな?」

「は……はい…………」

 正に一刀両断です。正面に構えるように教えてくれた先輩方に今は本当に感謝します!
 無駄な動作はコンマ一秒とはいえ隙が出来る。その隙は戦闘では致命的となることもある、と織斑先生が言いたいのはそういうことなのでしょう。

「次だ。まずオルコット、近接用武装を展開しろ」

「あ、は、はい! ……あ、あら?」

 どうしたんでしょう? セシリアさんの右手には小さな光がクルクルと回っているだけで一向に形になりません。
 そういえば、クラス代表決定戦のときも確か私相手に近接武装を出そうとして間に合っていませんでしたね。本人が遠距離狙撃タイプなせいで近接武装を展開し慣れていないんでしょう。

「っ……! 『インターセプター』!!」

 半ばやけ気味に武装の名前を叫ぶとようやく近接ショートブレード『インターセプター』がセシリアさんの手元に現れました。
 しかし武装の名前を呼んで出すのはIS教本の頭に載っている所謂『初心者用』の出し方で、こんな時間が掛かっていては……

「何秒掛かっている馬鹿者。実戦でも相手に待ってもらうつもりか?」

 織斑先生が頭に手を置いてヤレヤレといった感じで言います。

「じ、実戦では相手に接近なんて……!」

「ほう、カストの時はそれが間に合わなかったせいで負けたのにか?」

「う………」

 いえ、そんな恨めしそうにこっちを見られても過去のことですし……あの時はああしないと負けちゃうんですからしょうがないじゃないですか!
 こ、今度一緒に近接戦闘の練習をしましょう。ええ、一夏さんと一緒ならセシリアさんも満足できるでしょう。
 むしろ一夏さんに教えてあげてって頼めばいいんでしょうか? ああ、それだと箒さんがはずされてしまいますね。
 ということは箒さんに二人の近接戦闘の練習を頼めばいいのでし
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