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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
人外?
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だあやふやなんだよ。そもそもこれどうやって浮いてるんだ?』

 私もセシリアさんも最低一年以上は飛んでいますからね。まだ半月ほどの一夏さんでは中々イメージが掴めないのでしょう。
 私も最初はそうでしたし……

『説明してもいいですけど、長くなりますわよ?』

「ええっと反重力力翼と、流動波干渉の話と、あと……」

『いや、いいや。遠慮しておく』

 ただでさえ初心者なのに専門用語を連発されて、一夏さんはそれこそ頭がパンクしてしまうといった風に肩を落としました。

『ふふ、残念ですわ。一夏さん? よろしければ前にも言いましたけど放課後に指導して差し上げますわよ?』

『一夏っ!! いつまでそんな所にいる! 早く降りて来い!!』

 セシリアさんが何か言いかけた時、聞きなれた声が物凄い音量で響いたので下を見ると山田先生のインカムを箒さんが奪っていました。
 って、生徒にインカム奪われるって先生としてどうなんですか山田先生……

『何をしているか馬鹿者が』

『痛っ!』

 まあそんなことすれば当然織斑先生のお叱りを受けるわけで。
 予想通り箒さんの頭には出席簿(トール・ハンマー)が炸裂しました。
 その箒さんの目の端に涙が浮かんでいるのが見えるのもISならではの特性。そもそも宇宙空間での活動を想定されているから何万キロも離れた星の位置で自分の居場所を確認しないといけないため、これくらいは苦ではないらしいです。
 ちなみにこれでもまだ制限が掛かっているというのだから束博士というのは本当に天才ですよね。

『3人とも、急降下後に完全停止。目標は地表から10cmだ』

『了解です。ではお二人とも、お先に失礼しますわ』

 そう言ってセシリアさんが真っ先に地上へと向かう。あっという間に小さくなったセシリアさんは地面直前で見事に完全停止をやってのけた。

「では私も行きますね」

『あ、ああ』

 背中のブースターを吹かして急降下。地表直前で全ブースターを逆噴射してピッタシ10cm、セシリアさんの真横につけた。

「よし、次!」

 織斑先生の言葉と共に最後の一夏さんが急降下してくる。直前で逆噴射………したのだけど……

「やばっ!」

 ズン……

 勢いをつけすぎたのか、激突は避けたようだけど地面に右膝をついて膝立ちの状態になってしまっています。

「馬鹿者が、誰が接地しろといった。空中で止まれといったんだ」

「すみません……」

「あと勢いも足りん。あれでは実戦で遅れを取るぞ。精進しろ」

「はい……」

 そういえば起動一回目で墜落していましたね……ちょっとトラウマなんでしょうか?

「よし、次に武装展開をやってもらう。ああ、そう言えばカスト
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