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ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第46話 =幽霊の正体=
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「どうした…の……って…何よ…これ…」

姉妹そろって同じ反応に少し笑いそうになるがこの2人は妙なことでは驚かないはずなんだけど…。と思いながら俺たちは全員ユイの後ろへと行く。それを見たときには絶句するしかなかった。
さっきも言ったとおり通常メニュー画面は最上部に名前、HPバー、EXPバーの1つのエリア。そして下の右半分には装備フィギュアの2つ目のエリア。そして左半分にはコマンドボタン一覧の3つ目がある。俺の場合はその3つ目の部分の下辺が上に上がっておりそれで開いた場所が【称号】となっているが通常は基本的には変わらない。そのために俺もユイのおかしくなっている部分に気づくことが出来た。
ユイのメニューは『Yui-MHCP001』という奇怪なネームのみでHP、レベルもEXPもなんにもない。ゲージがないではなく、存在自体ないのだ。さらに装備フィギュアはあるもののコマンドが明らかに少なく『アイテム』と『オプション』の2種類しかないというおかしさ満天のものだった。
一応、着替えは出来るということなので結構時間がかかって決まった淡いピンクのセーターをユイに着せるアスナ。服が新しくなったことに瞳をキラキラさせているユイにスカート、タイツ、靴を次々服を着替えるという名の装備を行い、最後に今まで来ていたワンピースをユイのアイテム欄にしまった。

「どう?ユイちゃん」

「うん!ふわふわぁ!」

どうやら喜んでいるようで頬にこすりつけたりスカートを引っ張ったりしている。

「小さな子供がいるって話は聞いたことあるわ。確か…第1層だっけ、お店に来た人が話してた」

「でも今の第1層って…軍のテリトリーじゃないでしたっけ…?」

「あぁ…だから一応武装できる用意はしといてくれ」

キリトの声にそれぞれの武器を確認しておく。第1層は武器を持ってうろつく場所でもないのですぐに出せるようにしまってお
くだけなのだが…ま、念には念をということで一応俺は2つの大剣をセットしておく。

「それじゃあ行こうか」

「にぃ…どこ行くの?」

「ユイを助けてくれる人を捜しに行くんだ、もちろんユイも行くよな?」

「うん!パパとママ、にぃやねぇたちと行く!」

と元気に頷くのを見て俺はベッドの上からユイが倒れないように手を握りながら下ろす。そしてキリトにバトンタッチしてから
俺たちはキリト宅からまずは転移門のあるコラルに向けて足を進めた。




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