第二章
[8]前話
敵の一撃を受けて彼も友人達も驚いた、攻撃を受けた瞬間にだ。
白いフラッシュバックの様な星が出てだった。
一撃で倒された、阿比留は唖然として言った。
「刃物だから一撃か」
「攻撃受けると一撃なんだな」
「一撃で倒されるんだな」
「そうみたいだな、これはやばいな」
阿比留の顔から余裕の笑みが消えた、そうしてだった。
彼は慎重に敵に近寄られて攻撃を受けない様にしてダッシュやキックを効果的に使って敵を倒していった。そして次に進んだが。
そこで敵のボスであるスーツの男からだった。
拳銃の一撃を受けて倒された、そこでまた言った。
「嘘だろ、高校生相手にピストルかよ」
「カチひでえな」
「本当に殺しやがったよ」
「何て野郎だ」
「ヤクザでもやっていいことと悪いことあるぞ」
友人達も拳銃を出したこの敵には驚いた。
「やっぱり一撃だしな」
「滅茶苦茶強いな」
「これは下手に攻撃出来ないな」
「ああ、まずは雑魚を何とかするか」
阿比留はこう言ってこれまで通り迂闊に近寄られない様にして敵を倒していった、そして最後のスーツの男をだった。
拳銃を放つ横には入らず上から下って近寄ってだった。
攻撃を浴びせていった、そうして何とか倒して言った。
「やばかったな」
「ああ、強かったな」
「流石に一撃だからな」
「これはないな」
「クリア出来たけれどそうそうクリア出来ないゲームはあるな」
阿比留はエンディングを観つつ話した。
「俺でもな」
「幾ら何でもダメージ制のゲームで一撃受けたら終わりってな」
「強過ぎるよな」
「ダメージ制の意味ないからな」
「ある意味反則だな」
「特にピストルはないだろ」
阿比留はこのことに強く言った。
「流石にな」
「そうだよな」
「これはないよな」
「どう考えてもな」
「そうだよ、しかし俺でも手こずるゲームがあるんだな」
阿比留はあらためて言った。
「そのことがわかったよ」
「そうだな」
「コンピューター相手でも強い場合があるんだな」
「そうなんだな」
「ああ、このゲームがまさにそうだよ」
彼は二週目に入ってからこう言ってプレイを再開した、そして三週目で拳銃で撃たれて終わった。
阿比留は他にもこうしたゲームがあるかと思った、そして忍者くんのヨロイ、カイザーナックルのジェネラルと戦ってその思いをさらに強くした。それから彼はコンピューター相手でも対人の時と同じく侮ることはなくなった。
一撃で終わり 完
2022・3・22
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