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私はいじわる 小悪魔が住みついた
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 修学旅行から帰ってきて、翌週、私は昂君を誘った。隣り街の公園。簡単なアスレチックとか長ーい滑り台あるところ。

「行こうよー 昂のかわいい真珠ちゃんが誘ってんだから― お弁当も作るしー」

「わかったよ 相合傘 壊すわけいかんからな」

 私は、朝からお弁当づくりに奮闘して、紅いジーンのジャンパースカートにツバつきのキャスケットを被って出掛けた。バスで公園に向かうんだけど、昂は先に駅前のバス停に来ていた。

「おはよう 昂 お天気良くて、よかったね やっぱり、ウチの行いがええからかなー」

「ああ」と、相変わらず不愛想。

「なぁ もうちょっとなんかないのー 可愛いねとか 昂のこと考えてコレ着て来たのに―」

「なんや 考えてって」

「ううん ええねん お弁当ちゃんと作ってきたんやで― あー あとなー フリスビーも 昂としようって思ってんねん」私は、かまわず はしゃいでいた。

「リュックの中 何が入ってんだよー そんなに膨らんで」

「えー お弁当に水筒でしょ おしぼり、レジャーシート、タオル2本 あー昂の分もだから あとー フリスビーとおやつでしょ 折りたたみの傘、着替用のシャツ、下着セットかなー それと、外側のポケットには、ハンカチでしょ ティシュと傷テープ リップクリーム」

「あのさー 泊まりに行くんかよー その着替用ってなんだよー」

「汗かいたら、気持ち悪いでしょ その為 下着セットはお出掛けするときは、この頃、必ず、持たされるんだ お母さんに 学校行く時も、いつも、持ってるよ」

「なんだそれ おしっこ漏らした時の為かー?」

「ちがうよー いいじゃん まさかの時の為よ 昂には関係ない」

 公園に着いて、アスレチックから遊びだして、丸太渡りから始まって、ロープの綱渡りっていくんだけど、その度に、昂君に早くしろよとか、ドン臭いとか浴びせられながら、何とか一通りを終えていた。

「だいぶ バランスが良くなってきたな トレーニングの成果だよな 真珠 後は、腕の力をもう少し 腕立てをやるかー」

「げー 昂はウチを 何処へ向かわせようとしてるのー」

「べつにー 軟弱なんよりいいだろー スーパー女の子に・・」

「あのさー この頃 ウチの足 太腿のところ太くなったような気がすんねんけど 前はバンビちゃんみたいにスラーとしてた思うけどなぁー」

「まぁ ええやん あんまり、華奢なんも、見苦しいぞ それっくらい筋肉あるほうが丁度いいねん」

 その後、広場の上で、お弁当を広げて、食べていたんだけど「うまい」と、言ってくれた。

「あのなー こうやって 足にグーっと伸ばすように力入れると 最近、プクっと筋肉が出るんや」と、私は、伸ばした足をさすっていたら、昂君が「
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