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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第85話 究極に甘い食材はどれだ!オカルト研究部だけの初めての捕獲!後編
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はジッとクリスを見つめていたが儚い笑みを浮かべた。
「そうだよね、クリス。君も僕も大人になったんだ。いつまでも一緒にはいられない……分かっていたのに最後の最後まで君に迷惑をかけちゃったね」
「オゥ……」
ボーノはごめんとクリスに謝るがクリスはボーノを優しく舐めた。
「ありがとう、クリス。もう泣かないよ、僕も頑張るから。君に誇れる経営者になって見せる。だからクリスも元気でね」
ボーノはそう言ってクリスの頭を撫でた。クリスも頷くと体を起こして翼をはばたかせる。そして力強く空に舞い上がった。
「さようなら!クリス!今まで本当にありがとう!さようなら――――っ!クリス―――――ッ!!」
ボーノは遠ざかっていくクリスに向かって精一杯の感謝の気持ちと別れの言葉を叫んだ。
「大丈夫ですよ、ボーノさん。クリスは立派にやっていけます。貴方から沢山の愛情を貰ったクリスなら……」
「はい……」
イッセーの言葉にボーノも涙を流しながら頷いた。
「イッセー、あれを見て!?」
「あれは……」
飛び去っていくクリスから赤い光があふれだしてそれが果実の形に変化した。そして会場目掛けて落ちてきた。
「ヘアネット!」
サニーの触手に絡めとられた果実はゆっくりとステージに降ろされ圧倒的な存在感を出していた。
「これはグロウアップル!七色ネッシーの体内で熟成された甘みが凝縮した果実だ。大人に成長した証として生み出されるこの実は食べたものを幸せにするという伝説がある」
「これが伝説の果実……」
「グロウアップルは食べた者を幸せにすると言われている。この実ならゼノヴィア君やイリナ君を救えるかもしれない」
「よし、早速この実を二人に食べさせてみよう」
ココの話を聞いたイッセーは小猫に頼んでグロウアップルを切り分けてもらった。
「ゼノヴィア、イリナ、お前達が幸せになれる食材を見つけてきたぞ。食べてくれ」
イッセーは二人にグロウアップルを食べさせようとしたが二人は反応しなかった。
「頼む!俺はまた二人と一緒に食事がしたいんだ!アホ面で幸せそうに美味しそうに食べていた二人が見たいんだ!だから戻ってきてくれ!ゼノヴィア!イリナ!」
イッセーは必至でそう叫んだ。するとゼノヴィアが僅かに反応を示した。
「ゼノヴィア?」
するとイリナもわずかに反応して二人は恐る恐るグロウアップルを一口齧った。
「……!?ッう、美味い!!サクサクした心地のいい歯ごたえに凝縮された甘みが一気に口の中に溢れてきた!?」
「蜜たっぷりですっごく甘いわ!リンゴやサフラン、完熟マンゴー……色んな甘いフ
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