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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第85話 究極に甘い食材はどれだ!オカルト研究部だけの初めての捕獲!後編
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二人を見て会場は暖かい雰囲気に包まれた。


「大切な人と食べる食事はどんな高級品よりも美味しいんだろうな……」
「そうですね」


 イッセーは小猫の肩に片手を乗せて幸せそうにパフェを食べる二人を見てそう呟いた。小猫もそれを見て頷いた。


「ふう……ご馳走様でした」


 ボーノとクリスはあれだけあったパフェをあっという間に食べてしまった。


「良かったですね、ボーノさん」
「イッセーさん、ありがとうございます。それとごめんなさい、先ほどは皆さんに失礼なことを言ってしまって……」
「気にしてませんよ。なあ、皆」


 イッセーがそう言うとリアス達は首を縦に振った。


「美食王決定戦の優勝者はイッセーさん達です!どうか、クリスと僕の恩人たちに惜しみない拍手を!」


 ボーノが美食王決定戦の優勝者はイッセー達だと言う。すると会場から大きな声援と拍手が鳴り響いた。


「イッセーさん、こちら賞金10億円です。どうか受け取ってください」
「いや、俺達はお金よりも……ん?」
「クリス?」


 ボーノは優勝賞金である10億円をイッセーたちに渡そうとする。だがその時クリスに異変が起きた、なんと体が輝き始めたのである。


 そして光が収まるとクリスの体が一気に大きくなり頭に角が、背中には立派な翼が生えていた。


「ク、クリス……その姿は一体?」
「これは……十分に栄養を得た七色ネッシーは成人すると翼を生やして巣立ちをすると言われている。クリスは巣立とうとしているんだ」
「巣立ち……そうか、だからクリスは断食してまでボーノさんとパフェを食べようとしたのか。最後に思い出の一品を彼と食べたかった、それが叶ったから……」
「そ、そんな……!」


 ココの説明とイッセーの呟きを聞いたボーノは顔色を青くしてクリスに詰め寄った。


「クリス!行かないでくれ!僕達はずっと一緒だって約束したじゃないか!」
「ウゥ……」
「嫌だ!クリスがいなくなったら僕はまた一人ぼっちになっちゃうじゃないか!行かないで……お願いだから……」


 ボーノはそうお願いするがクリスは悲しそうな顔を浮かべるが頷こうとはしなかった。クリスの意志は固いようだ。


「ボーノさん」
「イッセーさん……」
「クリスは大人になったんです、だから旅立たなければいけない。俺もバトルウルフの子供が家族にいます。今は一緒に入れますがいつかはテリーも巣立ちして厳しい自然界を生きていかなければならない。そうしないと子孫を残せないからです。その時が来たら俺は笑ってテリーを送り出します」
「……」
「判断は貴方に任せます。どうか悔いのない判断を……」


 イッセーはボーノにそう話した。ボーノ
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