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Fate/WizarDragonknight
6章
プロローグ
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対称で、脳のような形をしたそれ。
 白いゴミ袋だらけの部屋を?きわける、黒。岩石らしきそれは、見るだけで圧を与えてくる。
 これは何、と彼に尋ねてみる。
 だが、彼はそれにははっきりと答えない。だが喜ばしいことのように両手を広げ、岩石に近づく。そして、それに手を触れた。

「素晴らしいぞ……! マスター、この戦い、私達の勝利だッ!」

 その言葉の意味は分からないけど。
 彼の、蒼い仮面の下にある笑みだけは、なぜかはっきりと見えた。
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