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レーヴァティン
第二百四十二話 文献にあるものその十一

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「悪政とか暴政とかね」
「そうしたことはな」
「しない方がいいわ」
「まさに何もしない方がましだな」
「そうしたこともあるけれど」
「こうした場合はな」
「是非ね」
 まさにというのだ。
「やるべきよ」
「無策よりもいいな」
「そういうことよ」
「そうだよな。何もしないよりな」
 それが悪政や暴政でないならというのだ。
「やる方がな」
「ずっといいからね」
「装備も整えるな」
「そうして少しでも戦力を上げて」
 そうしてというのだ。
「魔神の軍勢にもね」
「出て来たらな」
「向かうべきよ」
「そうだよな」
「そういうことでね」
「やっていくな、調べながら」 
 魔神のことをというのだ。
「戦力もな」
「整えましょう」
「それじゃあな」
「それとね」
 双葉はさらに言った。
「訓練の話もしたけれど」
「それも徹底してだな」
「行って」
 そうしていきというのだ。
「これまで以上にね」
「強くしていくことだな」
「装備には限界があっても」
「出来る限りだな」
「状況の許すね、けれど」
 それでもというのだ。
「訓練はね」
「そうじゃないな」
「文字通り月月火水木金金でもね」
「やれるな」
「休日は設けても」
 流石に休ませるがというのだ。
「これまで以上によ」
「訓練はしていくか」
「そう、休日は必要にしても」
「訓練の時間は増やすか」
「ええ、そうして質をどんどん上げていくのよ」
 軍のそれをというのだ。
「今軍の将兵の平均レベルは十三位でしょ」
「大体それ位だな」
「それを二十以上にね」
 そこまでというのだ。
「目指すのよ」
「二十以上って結構なものね、けれど」
 留奈はその言葉を聞いてその目を鋭くさせて言った。
「そこまでいくとね」
「二段階は上になってるな」
「全体の強さがね」
 久志にも話した、留奈にしても真剣そのものの顔であり彼女もかなり本気で考えていることがわかる。
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