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レーヴァティン
第二百四十二話 文献にあるものその四

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「周辺の調査をさせてな」
「中にも入れないな」
「そうするな、あとこの世界かなり広かったな」
「何でも地図は地球と殆ど同じだけれどね」
 淳二が言ってきた。
「けれどね」
「面積がおよそ五倍だったな」
「おいら達の世界の地球のね」
「それで地下世界もあったな」
「そう、今は全部石になって海の底だけれど」
「それでもそれだけの広さがあるからな」
「それだけの範囲を調べるとなると」
 それこそというのだ。
「もうね」
「かなりのものだな」
「地球でも広いのに」
 自分達が起きた世界で暮らしているこの星でもというのだ。
「それが五倍になると」
「さらにだよな」
「大変だよ」
「そうだよな」
「だからね」
 それでというのだ。
「時間はかかることはね」
「覚悟していくか」
「それと一面大海原だから」
 淳二はこちらのことも話した。
「だから居場所を見失わない様にしないとね」
「それで空船とも動き連動させるしな」
「上から居場所を確かめてもらう」
「空船にな、そうして調べさせるか」
「海をね」
「そうしていくか、長くなることはな」
 それはとだ、久志は述べた。
「もうな」
「覚悟のうえだね」
「ああ」
 実際にというのだ。
「こっちもそのつもりだったしな」
「気長に調べていこうね」
「海の方もな」
「そうしようね、じゃあ海も調べていこう」
「それじゃあな」
 こうしてだった。
 空船それに船も出して海を調べることも決まった、久志は仲間達と共に海の魔神について本格的に調べることになった。
 その彼等が西の浮島を統一して暫くしてだった。
「そうか、東もか」
「ああ、先日な」
 美奈代が久志に話した。
「遂にや」
「統一したんだな」
「それを果たしたらしいで」
「それは何よりだな、それでな」
「もう東西の浮島が統一された」
「そうなったからな」 
 それでというのだ。
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