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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
合体魔法(ユニゾンレイド)
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「!?んがぁぁぁ!」

リートの合図で炎の性質を変えたナツが、橋を炎で掴みそのまま橋の上まで戻ってきた。

「ふぅ、危ねー」

「最近油断しすぎだぞおまえ」

エリゴールは、性質を変えた炎に理解できずに困惑する。

「な…何だ今のは」

「お前に説明する道理はない」

「裸じゃ寒みぃだろ?暖めてやるよ」

ナツが足元を爆発させ、エリゴールの懐に突っ込み腹を殴り付ける。

(速い!)

「火竜の鉤爪!」

ナツは足に纏った炎で蹴りを放つが、それをエリゴールはかわし攻撃を仕掛けようとする。

「調子にのってんじゃねぇぞハエがぁぁ!」

「オレもいるのを忘れてんじゃねぇよ」

「!?」

「氷竜の凍剣!」

手刀の形をしたリートの手が氷で纏われ、鋭利な刃物となりエリゴールの背中を切りつける。

「ぐはぁ!」

エリゴールは、リートの一撃を受けすぐに上空に飛び上がる。

「うざってぇ!」


「暴風波《ストームブリンガー》!!」


巨大な竜巻がリートとナツを襲うが、

「何!?」

竜巻が晴れると、ドーム状になった氷の塊が、ナツとリートを守っていた。

「氷竜の健円…からの」

ドームが割れると同時に、ナツとリートは空気を吸い込む。

「火竜の」「氷竜の」



「「咆哮!!!」」



二人のブレスがエリゴールに迫るが、エリゴールは上空に逃げてそれをかわす。

「くそっ!」

「フラフラ飛びやがって!ずりぃぞ!降りてこい!」

「いや、降りてこいって言われて素直に従うやつじゃねぇだろ…」

エリゴールは、空中で一度体制を立て直し二人を見下ろした。

「貴様らの力少々侮っていたようだ…ここからは全力でいこう…お互いにな」

エリゴールはそう言って真剣な表情になると、ナツとリートも、もう一度臨戦態勢に入る。

「燃えてきたぞ」
「凍らせてやる」


「暴風衣《ストームメイル》」


エリゴールが、小さな竜巻を纏いだした。

「おお!」
「何だ?」

「いくぞ」

エリゴールが蹴りを入るため、上空から二人に向かってくるが、二人はそれを余裕でかわす。

「火竜の…鉄拳!」

ブバァッ!

ナツの纏っていた炎が、エリゴールに当たる直前に書き消された。

「あれ?」


「ナツの炎をかき消した!?」

「くそっ!」

バスッ!シュウゥゥ

もう一度、ナツは拳に炎を纏って殴りかかるが、やはりエリゴールに当たる前に炎を欠き消されてしまう。

「やはり炎を纏ってなければこの程度か、話しにならんな」

「だったら氷ならどうだ?」

「氷竜の硬拳!」


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