第2部
エジンベア
美少女コンテスト最終審査・中編
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つきながら、王女とともに城門へと向かう。
だがすぐに、異様な気配を感じ足を止める。今まで薄まっていたものが、一ヶ所に凝縮されたような感じだ。
「止まって!!」
私は一声叫ぶと、後ろをついてくるヘレン王女を手で制止した。城門までは目と鼻の先だが、ここは迎え撃つ覚悟をするしかない。
「何!? 何事ですの!?」
「まだいたみたい……!」
苦々しげにそう呟くと、私はヘレン王女を庇うように後ろに下がった。
そのとき、ざあっと一陣の風が吹いた。そしてそれが収まった瞬間、空から一体の人影が降りてきた。
『こんなところに人間がいるとはな……』
喋った!? まさか、魔物じゃない!?
その禍々しい気配と共に現れたその存在を前に、 私はただ戦慄するしかなかった。
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