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うちのクラスの女の子はみんなウチと昂君のこと知っているから、遠慮してたのにー ウチだって・・」
「なんだ その ウチと昂君のことってー」
「あのさー 昂はウチのこと・・」言いかけた時、昂君のお母さんが顔を出してきた。
「あらー 織本さん 来て下さったんですか 有難うございます 心配かけてしまってー ちょっと、晩ご飯の用意で、家に帰っていたんだけど、様子見に戻ってきたんですけどね さっきも、鹿島さんとこの蘭ちゃんがお花持って来てくれていたんですよ」
えー なによー それって そういえば、ベッドのサイドテーブルにお菓子の箱と、そして花瓶に入った大きな花があるわー 蘭ちゃんがお見舞いに来たの― なんで、あの子は入院してるの知っているのー 私 混乱していた。
面会時間の終わりの時が来て、昂君のお母さんとうちのお母さんが待合所で話をしていたんだけど
「昂がね 交差点を自転車で渡ろうとした時、横断歩道を渡ってたおばぁさんがよろけたんだって それでそれを咄嗟に避けた時、左折してきたトラックにぶつかったんだって それで転んでしまって・・ そのトラックって鹿島さんとこの会社の車だったのよー」
「そうなのー 昂君も可哀そうにねー」
「そう でも幸い キブス固定だけで済みそう だけど あの子 おばぁさんに怪我無くて良かったってね 優しいのよー でも、そのおばぁさんは、何にも無かったかのように行ってしまったんだって」
「そうなのー で 相手は?」
「うん 鹿島さんとこの社長さんがお見舞いに来てくれて その後も、蘭ちゃんがね」
「そうなんだー でも ちゃんと、はっきりさせないとね 相手は車なんだから そのー 保障のこと」
「うん それは、警察と保険会社が、これからね でも、同じ、学校でしょ 蘭ちゃんと 変なことにならないようにね」
「そうよねー 変にこじれなければいいのにねー 難しいね」
帰り道、私はお母さんに
「昂君 病院 長いんでしょ ウチ 学校の事 伝えるんで、毎日、お見舞いに来ていいかなぁー」と、
「うん 別に 良いけど 自分の勉強もしっかりするのよ」と、言われてしまった。
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