ルガーデ殲滅戦?
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「兄さん!!!危ない!!!」
フランク少佐の頭上へと落石する。
「うわぁぁあっ!!!」
フランク少佐が慌てて落石を躱した。
まあ、そう甘くはないか。
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【アルフレート視点】
ールガーデ峡谷 孤島ー
孤島にはリントヴルムの二頭。それに相対するのは俺とブリュンヒルト中佐で、他の兵たちは周囲の魔族を抑えている。
「中佐、何か作戦とかあります?」
「うーん、特にないですね」
先に仕掛けてきたのは向こうだった。二頭のうちの一頭が薙ぎ払うように攻撃してくる。
俺はそれをなんとか躱した。
「中佐!大丈夫ですか?」
「ええ、全て見えていますよ。ぼんやりとですが。」
どうやら中佐は小さな動きで躱したらしい。
「それで、どうします?」
「一頭は私が仕留めます。あなたはもう一頭を倒してください。」
敵個体の一頭が中佐に噛みつかんとする。
しかし中佐はその場を動こうとしない。
(何をする気だ...?)
敵の口が中佐へと接近する。
(いや、あれは...!)
(氷を目の前でレンズ状にして視力を上げている...!)
「あなたの動きは完全に把握していますよ」
そして敵が限界まで近づいた瞬間、魔法を発動する。
「『咲き乱れるは雪月花(Flower of Blizzard)』」
それにより、一頭は完全に凍り付いた。
(今しかない...!)
氷漬けになった個体の上へ飛び乗り、さらに跳躍する。
二体目の真上、高さ七メートルほどから剣を抜く。
「いくら背が高くても、真上からじゃどうにもできないよな」
そして俺の剣は敵を真っ二つにした。
よし。とりあえずここはなんとかなっただろう。
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〜ルガーデ峡谷 西部〜
「橋の魔族は一通り片付いたかな。じゃあ...」
フリッツ少佐が場所を移ろうとしたときだった。
「うわぁぁ!!!!!!!!!」
突如、足元が崩れ、一段下の空間へと落下する。
ーかかった。さっき落とした石が不安定だった足場をさらに悪化させ、結果人ひとり乗れば崩れる仕掛けへと変化したわけだ。
「いてて....」
フリッツ少佐が足を痛めていると、そこへ影が忍び寄る。
巣穴
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