戦士の日常?
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ーガイネス戦役 対四天王戦ー
突如現れた魔弾に、人類軍は次々と押し潰されていく。
「皆さん!!ここはボク達が引き受けます!!」
絶望的に見えた状況の中に現れたのは二人の小柄な兄弟だ。
確かこいつらは兄弟で少佐なんだったか。
少佐となったのはその連携能力の高さからだ。
多分、兄の方がフランク少佐だろう。
兄が氷魔法で、弟が風魔法を使う、らしい。
「兄さん!!こいつは僕が《《加速させる》》!!」
弟のフリッツ少佐が、何かを閃いたように言った。
「..!!うん、了解っ!!」
兄のフランク少佐は、何かを察したのかそう返事する。
実力から考えて、こいつの相手をするのはギリギリだと思うが。
フリッツ少佐が風魔法で魔弾に追い風を立てて速度を上げる。
「今だ!ぶっ刺せ!!!!!!!!」
「うおおおおおおおお!!!!!!!!!」
その瞬間、無数に現れた鋭利な氷の槍が高速で迫る魔弾を貫いた。
そしてそのまま崩れ去るように魔弾は崩壊した。
「やった!一匹仕留めた!!!」
へぇ、考えたな。まあ、精々足掻けよ、誤差の範疇でな。
勇者は離れた位置から、嘲るような視線で眺めていた。
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ーガイネス戦役 作戦会議ー
「うぅむ。」
筋骨隆々の男、ゲルハルト少佐が何に納得したのか知らないが感嘆の声を漏らす。
(こいつは常に深く考えているように見える。注意しておくべき、か)
ーガイネス戦役 対四天王戦ー
五つの魔弾がデッドライダーの周囲を回転し、そのうちの一つが繰り出される。
それに相対するのはゲルハルト少佐だ。
頑強な肉体を身構えるゲルハルト少佐、だが前方に在るのは極大の魔弾だ。
ゲルハルト少佐は火力だけなら炎魔法でトップレベルだ。しかし四天王の切り札を敗れる程だろうか。
「ファイア......タッチィ!!!!!!!!」
魔弾が少佐に激突する。だが間一髪のところで少佐が食い止める。
これはやや少佐が押されているな。後退っている。
「ぬうぅぅ................」
今は手元の炎でなんとか持ちこたえている状態だ。
潰されるのも時間の問題だろう。
いや、違う、足元に何倍もの炎が収束している。これは。。。
少佐が足を思い切り踏み込み、瞬間、足元が爆発する。
そして空中へ吹っ飛び、頭から魔弾へ落下する。
「ファイア.....ボムゥゥ!!!!!!!!!!」
凄まじい熱量
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