ガイネス戦役?
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僕の破壊工作によって前線が混乱に包まれている。
「おい!!何の音だ!!?爆発か!?」
「前線中央の一部で事故が起こったようです!!」
焦る兵士達。しかし魔族は侵攻を止めはしない。
「被害状況は!?」
「約二割です!!しかしそこから魔族が入り込んでおり、被害は拡大する一方です!」
「中央は一時放棄する!!各員、周辺の魔族の迎撃に当たれ!!」
「了解、行くぞ!!」
命令に従って中央は放棄され、それぞれ小隊規模に分かれて魔族との交戦を開始した。
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よし。とりあえず戦線を崩すことには成功した。なら、あとは適当に潜伏するだけだ。
そして僕は目の前にいた部隊と合流することにした。
とにかくここからは、できるだけ光魔法を隠しつつ、魔族の攻撃に耐えることになる。そのためにも、僕が今いる部隊にはほどほどに頑張って貰いたい。
部隊は、周囲に散らばる魔族との交戦を開始した。
Topic!!: 魔族について
魔族には種類が三つある。
歩行型→単純故の物量が厄介だ。うまく位置取って倒せ!
魔法型→遠距離からの攻撃には注意が必要。できるだけ早く倒したい。
飛行型→上空からの奇襲は強力だ。炎魔法を活用して倒せ!
「来たぞ!!構えろ!!!」
まず最初に交戦したのは、魔族歩行型だ。
数が多く、物量戦では厄介だ。
その数およそ十数体。
「撃ち込め!!!!」
部隊から炎魔法が発射される。
いくつか命中したが、その数はほとんど減らない。
「よし!!取り囲め!!」
炎魔法によって誘導された歩行型の群れは、氷の壁の内側に閉じ込められた。
なるほど、歩行型は地面に体を付けて進むから、滑る氷の壁は乗り越えられない、ということか。よく考えたじゃないか、上出来だ。
閉じ込められた歩行型の群れは、そのまま成す術なく全滅した。
よし、とりあえずは初戦を突破した。この調子で、持ち堪えてくれよ。
「上だ!!!!」
空を向いて一人が叫ぶ。
次の相手は魔族飛行型か。
こいつらは空を飛べる、というだけのものだ。
「気をつけろ!!防壁を突破してくるぞ!!」
こいつらは空中を移動する。つまり、防壁の効果はほぼないわけだ。
「近づけさせるな!!!」
「無理です!!止められません!!」
本来、飛行型は翼を使って飛ぶため、風魔法で妨害するのが効果的だが、この部隊に風魔法を使える者はいないらしい。
「仕方な
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