暁 〜小説投稿サイト〜
二十年待て
第一章
[2/2]

[9] 最初 [2]次話
答えた。
「いいわね」
「あんな小さな娘と結婚するなんて」
「そうした風に決まりましたさかい」
 母は京都の言葉で返した。
「宜しゅう」
「信じられんけど」
 伸成も京都の言葉で返した。
「そうなるんだ」
「どんな別嬪さんも最初は赤ちゃんで」
「女の子なんだ」
「ええ教育受けててしかもあちらは代々整った外見ですさかい」
「ええ人になるから」
「その時を楽しみにしておくれやす」
 こう娘に言うのだった。
[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ