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俺様勇者と武闘家日記
第2部
エジンベア
美少女コンテスト予選・前編
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ライム……いや、それ以下だろう。
 ダンスが終わり、割れんばかりの拍手と共にヘレン王女の番が幕を閉じる。
 あれ、ちょっと待って? もしかして、次が私!?
「では次の方、ミオ・ファブエルさーん!!」
 どうしよう、あんな芸術的な踊りを見せられたあとに登場なんて、荷が重すぎるよ!! 私はパニックになりながら、頭を抱える。
するとその瞬間、ユウリの言葉が脳裏をよぎった。

(応援するから、必ず優勝してくれ)

 あのいつも自信に満ち溢れているユウリが、どこかすがるような目で私を応援すると言っていた。
 今もどこかで、私を見てくれている。彼の言葉に応えるためにも、ここで退くわけには行かない。
 私は大きく深呼吸すると、ぺちんと自分の両頬を叩いた。
「はい、今行きます!」
 もう後には退けない。今までやってきたことを信じて、私は一人ステージへと向かったのだった。


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