第2部
エジンベア
美少女コンテスト予選・前編
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ライム……いや、それ以下だろう。
ダンスが終わり、割れんばかりの拍手と共にヘレン王女の番が幕を閉じる。
あれ、ちょっと待って? もしかして、次が私!?
「では次の方、ミオ・ファブエルさーん!!」
どうしよう、あんな芸術的な踊りを見せられたあとに登場なんて、荷が重すぎるよ!! 私はパニックになりながら、頭を抱える。
するとその瞬間、ユウリの言葉が脳裏をよぎった。
(応援するから、必ず優勝してくれ)
あのいつも自信に満ち溢れているユウリが、どこかすがるような目で私を応援すると言っていた。
今もどこかで、私を見てくれている。彼の言葉に応えるためにも、ここで退くわけには行かない。
私は大きく深呼吸すると、ぺちんと自分の両頬を叩いた。
「はい、今行きます!」
もう後には退けない。今までやってきたことを信じて、私は一人ステージへと向かったのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ