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あれから、昂君とは付かず離れず、別に仲が特別良くなるでも無かって、冬休みになろうとしていた時、蘭ちゃんから
「真珠ちゃん クリスマスの時 家でパーティやるのよ 来てくんない?」と、誘われた。
私は、突然なので、戸惑った。その時、嫌ヨと直ぐに思ってんだけど、考えているふりをした。その時、又、心の中で『少しは、嫌味言ってやれ どっちみち、誘う子居ないから言って居るんだから』と言うあの声が・・
「えーと 近所でもあるんだー お兄ちゃんと昂君とこのお姉ちゃんが仲良いでしょ だから・・昂君ちで・・ ごめんね、誘ってくれたのに」
「そう 私 運動会の時のことあるでしょ だから、あの時から昂君には話づらくて・・」
「ううん 昂君は何とも思ってないよー 誰もあんなことワザとだなんて思ってないわよー そんなの気にすることないわよー」
「そうかなー わざとじゃぁ無いんだよ 真珠ちやん 信じてね」
「うん ウチは信じているよ 偶然だよね あんなこと ワザと出来ないもんね あー だから、昂君に声掛けてみたら― 蘭ちゃん ドレスでしょ 可愛いもんね あいつ そんなの好きかもよ」
「そう 来てくれるかなー 可愛いの着るんだぁー 大きなケーキと鶏の丸焼きとローストビーフも用意してくれるんだって お母さんが」
あのバカ女 誘う子がいないから、私にも声を掛けて来るなんて、そんなもんに釣られて誰が行くもんか。どっちみち、自分だけドレスで着飾って、可愛いでしょって自慢するに決まってるんだから。
帰り道、香菜ちゃんと別れた後、昂君が並んできた。この頃は、香菜ちゃんが居る時は、後ろ歩いているけど、別れた後は、並んで歩いてくれるようになった。
「クリスマスパーティ いつから、俺んちでやると決まったんだ?」
「ウー ごめん 蘭ちゃんの手前 つい 言っちゃった」
「それは良いけどさー 何で、俺があいつんちに行かなきゃなんないんだよー いいかげんなこと言ったろー?」
「それも ごめん ちゃんと断れないウチが悪うございました。許してよー」
「だめ 俺も断れなかった」
「えー 行くって言ったのー」
「しょうがないだろう 真珠が変なこと言うから・・ 蘭ちゃんと仲良くしてほしいのか?」
「ううん ごめんなさい 嫌だぁー」と、本当に悲しくなって・・
「そうやって 直ぐ泣く 泣けば可愛いってもんじゃあないぞ 俺は、泣き虫は嫌いだ」
「ごめん わかった 嫌われたくないから」
「うん さっきの嘘だよー ベェー ちゃんと断った でも、お前、素直に謝ったから、クリスマスのことお姉に頼んでおいてやるよ そのかわり、俺にプレゼントちゃんと用意しろよ」と、行ってしまった。
「う うー 又、やられ
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