スーパーロボット大戦OGs
0041話
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「軍人さん、真下だっ!」
真下!? ちぃっ!
「念動フィールド、全開!」
T-LINKシステムをフル稼働させ、念動フィールドを俺に出せる最大強度で稼働させる。
それと殆ど同時に感じた衝撃と揺れ。
空中で弾き飛ばされたグロウセイヴァーの体勢を建て直し、モニタを確認するとそこには空中を勢いよく駈け上がっていくシーリオンの姿。
どうやら俺の真下から全速力で突っ込んできたが、念動フィールドのおかげで弾き飛ばされただけで済んだらしい。
これはエクアドル基地へと帰ったらレモンに礼を言わないとな。
そんな事を考えつつ、空中に飛び出したシーリオンへとリニア・レールガンの砲身を伸ばして狙いをつける。
いくらリオン系列とは言え、シーリオンはあくまでも水中専用機。跳ぶ事は出来ても、飛ぶ事は出来ない。
つまり、今は空高くにいてもいずれは海中へと戻る事になる。
「そこを狙えば3機目の情報源を確保可能ってな。集中、直撃」
最高高度に達したのだろう、推力を失い海中へと落下していくシーリオン。
精神コマンドの集中と直撃を使用した俺はトリガーへと指をかけ。
「軍人さん、避けろぉぉぉぉぉっ!」
突然通信で聞こえてきた船長の叫びに咄嗟にトリガーから指を外し、反射的に追加ブースターを稼働させ上へと移動。
ガンッ
鈍い音と同時に激しい衝撃がコックピットを揺らす。
中でシェイクされながらも、集中の効果で集中力が増した俺の目には1機のPTが映し出されていた。
恐らく、その機体が俺にぶつかってきたのだろう。
だが、それは今は問題では無い。
問題なのは……
「アルトアイゼン」
それがグロウセイヴァーを吹き飛ばしたPTの名前だった。
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