スーパーロボット大戦OGs
0041話
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俺の意志を感じ取ったT-LINKシステムに従いそのまま水中へと突入した。
「今、マルチジェット・ミサイルを撃ってきたので1機。残り2機はどこだ?」
ファントムを操り、シーリオンを追い込みつつ残り2機の姿を探す。
T-LINKシステムでも敵を感知する事が出来るらしいが、俺はまだ発動出来ない。いや、敵を探すのはT-LINKシステムの裏システムであるウラヌス・システムだったか? そんな事を考えていたが、レーダーに反応!
「空中だと!?」
シーリオンだけにてっきり海中にいるとばかり思っていたのだが、どうやら空を飛ぶ事もある程度は可能らしい。
いや、リオン系の機体というのを考えれば飛べても不思議ではないか。
俺が空中にいるシーリオンを発見したのと、ファントムが海中にいるシーリオンの手足をレーザーブレードで切り裂いたのは殆ど同時だった。
「まずは1機」
とにもかくにも、最低限の情報源は手に入ったと言ってもいいだろう。残り2機も可能なら捕獲したい所だ。
「っと!」
空中にいるシーリオンから発射されたマルチジェット・ミサイルを右に移動する事で回避。そのままレーザー・ブレードで四肢を切り裂こうと敵機へと向かうが、それを読んでいたのか海中へとその身を沈めるシーリオン。
咄嗟にファントムを射出しようとするが、さすが水中専用機とでも言うべきか既にファントムの射程距離外まで移動している。
「なら炙り出させてもらおうか。加速!」
シーリオンがいると思われる海中の上まで精神コマンドの加速とクロノスに装備された追加ブースターを使用して一気に移動し、海中にグロウセイヴァーの胸部を向ける。
「多段頭ミサイルのシャワーだ。存分に喰らえ!」
ファイア・ダガーを連続して発射。小型の爆発で海中を埋め尽くす。
その爆発に炙り出されたのか、シーリオンが堪らず空中へと避難してくる。
「2機目!」
クロノスに折りたたまれているビームガトリング砲を伸ばし、空中にいるシーリオンの下半身へと攻撃を集中させる。
トリガーを引いていた時間は1秒足らずだったが、シーリオンに発射された数十の細かいビームがその下半身を砕き尽くし、上半身のみになったシーリオンがタンカーの近くへと墜落した。
「ラスト1機は?」
レーダーを確認するが、反応は無い。
余程上手く隠れているか、はたまたシーリオンだけにこちらの索敵では探索出来ない深海に潜んでいるのか。
「船長、そちらのレーダーで残り1機を海中に確認できるか?」
取りあえず、グロウセイヴァーのレーダーでは海中を把握しきれないので、専門のレーダーが積んであるタンカーの船長へと連絡する。
だが、帰ってきた通信は船長の焦りの声だった。
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